第20話
文字数 265文字
数日後。
オーディションの結果がきた。
合否は……
「!!」
僕はヒカリのいる台所のソファにどたばたと駆け寄る。
「ヒカリ、ヒカリ、聞いてよ、
僕、僕、オーディションに……合格したんだ……!」
ハピラビに話しかける僕。
「……ヒカリ……?」
ぱさっと横倒しになるうさぎのぬいぐるみ。
ぬいぐるみは……
しゃべらない……。
「……ヒカリ……」
(そっか……もう、ここにはいないんだね……)
……僕は、ぎゅうっと
うさぎのぬいぐるみを抱きしめた。
(ヒカリ……ありがとう。
……僕、がんばるよ。
そしていつかきっとまた、
同じステージにたてる日が……来るよね……?)
Fin
オーディションの結果がきた。
合否は……
「!!」
僕はヒカリのいる台所のソファにどたばたと駆け寄る。
「ヒカリ、ヒカリ、聞いてよ、
僕、僕、オーディションに……合格したんだ……!」
ハピラビに話しかける僕。
「……ヒカリ……?」
ぱさっと横倒しになるうさぎのぬいぐるみ。
ぬいぐるみは……
しゃべらない……。
「……ヒカリ……」
(そっか……もう、ここにはいないんだね……)
……僕は、ぎゅうっと
うさぎのぬいぐるみを抱きしめた。
(ヒカリ……ありがとう。
……僕、がんばるよ。
そしていつかきっとまた、
同じステージにたてる日が……来るよね……?)
Fin