第2話
文字数 649文字
「はぁ……また不合格か……」
僕は来海ユキト23歳。
一人前の声優を目指すも……オーディションにことごとくおち、
只今絶賛フリーター中……である。
「はぁ……今日も疲れたな……。
バイトに追われ、レッスンに追われて……
……なのになんだか夢への道はずっと足踏み状態で、
何も前に進んでないような気がする……。
……ふぅ……」
僕は疲れた体を支えきれず倒れるように
ソファに沈み込んだ。
(ん……?
携帯電話、光ってる……)
携帯画面をみると、留守電ありとの文字。
メッセージは妹のユキナからだった。
(なんだろう……?)
僕はすぐに留守電を再生してみることにした。
『お預かりしているメッセージは1件です。
今日の20時30分です』
『あ、お兄ちゃん? ユキナだよ、元気してる?
もうすぐユキナの誕生日だから、プレゼントよろしくね!!
……後……たまにはこっち帰って来れないかな……?
お母さんもすごく心配してるよ。
お父さんのお墓まいりにもちゃんと行ってる……?
私、お兄ちゃんの応援はしてるけど、ちょっと心配です。
電話だってなかなか繋がらないし……
とにかく、バイトかけもちに、声優の勉強って大変だと思うけど、無理しないでね。
……それじゃ!』
『伝言は以上です。
このままでよろしければ電話をお切りください』
僕はメッセージをここまで聞くと
電話を切った。
「……はぁ……駄目だな僕……
……2人に……心配かけちゃってるな……
……ふぅ……」
(……そっか、もうすぐユキナの誕生日だったな。
誕生日に間に合うように、なにかプレゼントでもおくってやろうかな……?)
僕は来海ユキト23歳。
一人前の声優を目指すも……オーディションにことごとくおち、
只今絶賛フリーター中……である。
「はぁ……今日も疲れたな……。
バイトに追われ、レッスンに追われて……
……なのになんだか夢への道はずっと足踏み状態で、
何も前に進んでないような気がする……。
……ふぅ……」
僕は疲れた体を支えきれず倒れるように
ソファに沈み込んだ。
(ん……?
携帯電話、光ってる……)
携帯画面をみると、留守電ありとの文字。
メッセージは妹のユキナからだった。
(なんだろう……?)
僕はすぐに留守電を再生してみることにした。
『お預かりしているメッセージは1件です。
今日の20時30分です』
『あ、お兄ちゃん? ユキナだよ、元気してる?
もうすぐユキナの誕生日だから、プレゼントよろしくね!!
……後……たまにはこっち帰って来れないかな……?
お母さんもすごく心配してるよ。
お父さんのお墓まいりにもちゃんと行ってる……?
私、お兄ちゃんの応援はしてるけど、ちょっと心配です。
電話だってなかなか繋がらないし……
とにかく、バイトかけもちに、声優の勉強って大変だと思うけど、無理しないでね。
……それじゃ!』
『伝言は以上です。
このままでよろしければ電話をお切りください』
僕はメッセージをここまで聞くと
電話を切った。
「……はぁ……駄目だな僕……
……2人に……心配かけちゃってるな……
……ふぅ……」
(……そっか、もうすぐユキナの誕生日だったな。
誕生日に間に合うように、なにかプレゼントでもおくってやろうかな……?)