6.
文字数 250文字
その時、一階の受付から内線電話が入った。詐欺事件の被害届を出しに来た人がいるという。
新たな被害者がまた見つかってしまったらしい。
一階に向かいながら、ふと、その被害者が同級生でないといいなと思った。
誰でなければいいという訳ではないけれど、警察官も人間であるからには、そんなことを考えてしまうのはしょうがない。
誰だって、こんなところで昔の友達に再会するのは嫌なはずだ。
意地悪でマヌケでお調子者で、毎日どうしようもないことばかりやって時間を潰してた同級生たちだけど、彼らの幸せを私は願っている。
新たな被害者がまた見つかってしまったらしい。
一階に向かいながら、ふと、その被害者が同級生でないといいなと思った。
誰でなければいいという訳ではないけれど、警察官も人間であるからには、そんなことを考えてしまうのはしょうがない。
誰だって、こんなところで昔の友達に再会するのは嫌なはずだ。
意地悪でマヌケでお調子者で、毎日どうしようもないことばかりやって時間を潰してた同級生たちだけど、彼らの幸せを私は願っている。