第7話UFOをリークした男~クリス・メロンの正体

文字数 1,122文字

※ブリーフィングを録音したと思われる音声データより訳 
(前エピソードからの続き)

話を整理しよう。

a.おそらく「UFOは存在」するが

b.「大衆がパニックになることを恐れ、政府は長年にわたって隠蔽」している。

c.「UFOはエイリアンの乗り物」だが

d.「国家安全保障上の脅威」とまでは考えがおよんでいない。

これが半世紀の間に様々なインサイド・ストーリーの積み重ねによって米国民の心に形成されてきたUFO像だ。
一方でこうしたぼんやりとした共同幻想を否定する強力なインフルエンサーが出てきたならば、一瞬で吹き飛ばされるだろう。
例えばイーロン・マスクのような。
いや失礼、彼はレプティリアンだったな。(笑い声)

我々のオペレーションは、専門別目的別に分かれていてシームレスな関係にある。
特にαはスタートでありここで目詰まりを起こすと、β以降のオペレーションに大きく影響してしまう。
これを回避するためには

1.大衆がぼんやりと感じているa、b、cを疑問を持ちえないレベルまで高め「事実化」する。

2.「UFOは国家安全保障上の脅威(d)」であることを大衆に強く認識させる、

必要がある。
この役割を担ってきた中心人物がクリス・メロン氏だ。

クリントン大統領とジョージ・W・ブッシュ大統領の政権下で、国防総省情報担当国防副次官を務め、後にセキュリティと情報操作を担当した。

ガルフ・オイルの共同創設者であるウィリアム・ラリマー・メロンの曾孫で、高祖父であるトーマス・メロンは、ピッツバーグのメロン銀行を設立している。

1980年にコルビー カレッジで経済学の学士号を、1984年にイェール大学で国際関係学の修士号を取得、
1997年11月から約半年間、国防長官の諜報政策担当特別補佐官を務め、諜報問題について助言を行った。
1998年6月から1999年11月まで、セキュリティおよび情報運用担当の国防次官補、
1999年11月から2002年1月までの丸2年間、国防次官補補佐官として情報保証、重要なインフラストラクチャの保護、セキュリティ、防諜、情報運用の戦略と統合を担当した。

その後、2002年から2004年まで石油王 ジョン・D・ロックフェラーの曾孫であり、ロックフェラー家唯一の政治家であるジョン D. ロックフェラー上院議員をサポート、上院情報委員会の少数派スタッフディレクターを務めた。

クリス・メロンは20年間、情報機関畑で過ごしてきた。言いたいのは─
つまり、クリスは申し分ない男だ。(笑い声)

彼はで歴史に残る偉大な仕事をした。
2017年12月、国防総省所管の極秘映像「チクタク」「ジンバル」「ゴーファスト」3本のUAP動画をニューヨーク・タイムズにリークしたのだ。
(続く)
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登場人物紹介

ビル・ゲイツ

理論的天体物理学者・デイビッド・スパーゲル

ドナルド・トランプ前米大統領

安倍晋三元首相

ロシア・ウラジーミル・プーチン大統領

ドイツ・メルケル前首相

イギリス・ジョンソン前首相

オーストラリア・モリソン前首相

国家主義思想家・アレクサンドル・ドゥーギン

ジャーナリスト・ダリヤ・ドゥーギナ

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