第6話

文字数 1,288文字

 ああ~……前回の文章……思いっきり外していたのにドヤる自分が片腹痛い。自信満々に外すなよ。だって鬼脚本だっていうから深読みしちゃったじゃん!
 まあ終わったものは仕方がないので残しとこう。カムカムエヴリバディ大阪編の漫画臭が凄いって話をしようじゃないか。
 漫画っぽさって何だろう?多分キャラ立ちしたらもう勝ちであるところ。あと、漫画ってのは見ただけでわからないとダメなのである。読者が読まない。例えば雉真るいの大阪出たての憂い(哀しみ)を含んだ表情の数々……もうこれで深津絵里がやってないとダメな理由になってる。絵でこれを表現するのは至難の業であるし、演者さん方の力も借りてキャラ立ちさせてるバランス感覚は確かに制作が鬼である。るい、ジョー、ベリー、トミー、竹村夫婦……キャラが濃いわ!!特にトミーが漫画っぽく「こんな奴いるのかよ?」とのツッコミ(首都圏ローカルの高瀬アナの朝ドラ送りで「前髪クネ男だと思っていた」との発言まである始末)に早乙女太一ファンの皆は「トミーかっこいい!」と言い続けていたと私は理解している。あんなに漫画なのにちゃんと男気があるところまで表現されてて「つ……強い」と思いました。ベリーもわかりやすく中原淳一描くところのお洒落で強い女の子でジョーは……そら、顔のいいおっとりのび太としか言いようがないんである。勿論エッセンスを抽出した形ではあるがすげえな……この「のび太説」と共に「落語説」もある。今存在出来ないダメダメ主人公が見事に現代に蘇ったのだ。そういえば安子編も勇が「男らしい」と考えられる男像をしているので私は「こんなのはもう、いい!!」とお冠だったが兄の稔がフューチャーされて動揺っちゅうか「こっちを!!選ぶの!?君に決めた!!」感が凄い。力より誠実さを取る脚本……推せる……。
 まあちょっと話がずれたが大阪編は漫画な技術が満載でそれがためにあれだけの内容をあれだけの時間に詰め込んでて濃いわ……濃縮果汁みたいだわ……薄めて飲みたい気もするがそれをやるのは視聴者一人一人の脳内だがあれだけまとめて説得力あるのマジすげえんだわ……。「稔さんかっこいい!」と思ってた私は最初観た時、宇宙人がオダギリジョーだってわからなかったんだわ……。なんだこの不審者!って思っちゃったから制作の思い通りの術にハマったんだわ。私あまりオダギリジョーが出てくるドラマ観ないのでわからなかったの。OPでキャストのチェックなんてしないしね。初めてハマったドラマがこれかよ!!強力過ぎるだろ!!
 取り敢えず今これ書いてる時点で「ひなた」が産まれた所までだがオダギリジョー×新津ちせの組み合わせ……あかん……それはあかんで……妄想が捗ってしまうぜ!!??父娘物の話がガンガン浮かぶぞ!?
 そんなんで先の話を楽しみにしてるけど(毎回そうだな!)最初は「またこんな朝ドラか~」と思ってた自分に「貴様は将来ッッッ円盤のォォォBOXを予約するゥゥゥ!!」と言いたいようなどうせ思い知ると思うようなそんな冬の日です。
 追伸 吉右衛門ちゃんとジョーの絡みが尊いです。チャンバラ……。
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  • 朝ドラに見る日本の病

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  • カムカム大阪編の漫画っぽさ

  • 第6話

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