プロローグ
文字数 381文字
朝起きて ごはんを食べて 夜寝た
そんなフレーズが僕の頭の中で繰り返されていた。
『朝起きて、ご飯を食べて、夜寝た』
誰かの日記だと聞いたことがあるけれど、どんな人がどんな時に書けばこんな日記になるんだろう。
『朝起きて、ご飯を食べて、夜寝た』
やけに耳に残る。それに、一日の様子をこれほどまでにシンプルに表現できているのは賞賛すべきではないか。
『朝起きて、ご飯を食べて、夜寝た』
嘘は書いていないはずだ。人間はこれの繰り返し。ここまでいらないものを省いた一日の表現はないだろう。
『朝起きて、ご飯を食べて、夜寝た』
もしも今、僕が僕の日記を書くとしたら、これになる気がする。
変化のない毎日。
特徴のない毎日。
『朝起きて、ご飯を食べて、夜寝た』
ただ、それを繰り返す日々。
誰もいない、たったひとりの、この場所で。
そんなフレーズが僕の頭の中で繰り返されていた。
『朝起きて、ご飯を食べて、夜寝た』
誰かの日記だと聞いたことがあるけれど、どんな人がどんな時に書けばこんな日記になるんだろう。
『朝起きて、ご飯を食べて、夜寝た』
やけに耳に残る。それに、一日の様子をこれほどまでにシンプルに表現できているのは賞賛すべきではないか。
『朝起きて、ご飯を食べて、夜寝た』
嘘は書いていないはずだ。人間はこれの繰り返し。ここまでいらないものを省いた一日の表現はないだろう。
『朝起きて、ご飯を食べて、夜寝た』
もしも今、僕が僕の日記を書くとしたら、これになる気がする。
変化のない毎日。
特徴のない毎日。
『朝起きて、ご飯を食べて、夜寝た』
ただ、それを繰り返す日々。
誰もいない、たったひとりの、この場所で。