望月美卯に〇〇〇〇してもらう権利
文字数 621文字
悩んだ末、良い考えが浮かんで圭一が書き込んだサインは……。
――望月美卯。
いわゆる幼馴染という奴で、家が近所で母親同士仲が良く、保育園の頃からよく一緒に遊んだ相手。学校もずっと一緒で、なんの因果か今もまた同じクラス。
――望月美卯。
いわゆる幼馴染という奴で、家が近所で母親同士仲が良く、保育園の頃からよく一緒に遊んだ相手。学校もずっと一緒で、なんの因果か今もまた同じクラス。
――いや、割とどころか実は彼女もまたけっこうな美少女で、他の男子からの人気も高い。
瑠々菜とは対照的に明朗快活で、男子とも打ち解けて会話をするその人柄もあってか、よく告白されたりもしているらしい。
それでいて何故か、彼氏ができたという話は聞いたことがないが――その手のことに関してはお堅い所があるから、きっと、男女交際はまだ早いとかなんとか言って断っているのだろう。
瑠々菜とは対照的に明朗快活で、男子とも打ち解けて会話をするその人柄もあってか、よく告白されたりもしているらしい。
それでいて何故か、彼氏ができたという話は聞いたことがないが――その手のことに関してはお堅い所があるから、きっと、男女交際はまだ早いとかなんとか言って断っているのだろう。
圭一はそこも自分流にアレンジし、完成した権利書を意次に見せるべく意気揚々と振り返った。
ジャジャーン!
しかし、さっきまで馬鹿話をしていたスケベ大魔神は何故かそこにはおらず――
呆れたように頭を掻く美少女。
……望月美卯が、睫毛と口の端、そして、こめかみの青筋さんをヒクヒクと震わせているではないか!
……望月美卯が、睫毛と口の端、そして、こめかみの青筋さんをヒクヒクと震わせているではないか!