好きな子と、好きなことを!
文字数 655文字
辺りを見回せば、もうほとんどの生徒たちが登校してきている。
恋愛感情とまではいかないものの、男としてそそられる可愛い子は割と沢山。
……たとえ、それが妄想に過ぎないとしても!
……とは言ったものの、いざとなると誰にどんなことをしてもらう権利にしようか迷う。
圭一は筆記具を手にして机に紙を広げたままハタと考え込んだ。
圭一は筆記具を手にして机に紙を広げたままハタと考え込んだ。
真面目にありのままの欲望をさらけ出せばドン引きされるし、その後、微妙な立場に陥りかねない。
かといって、「後で一人で書くよ」というのも野暮だ。
自分だけ好きな女子の名前を言わない卑怯者になってしまう。
かといって、「後で一人で書くよ」というのも野暮だ。
自分だけ好きな女子の名前を言わない卑怯者になってしまう。
それだと面白味がないだろう。
しかも、圭一的にはやはり高瀬瑠々菜は高嶺の花であり、冗談であってもそういうネタとして名前を使うのは気が引けた。
しかも、圭一的にはやはり高瀬瑠々菜は高嶺の花であり、冗談であってもそういうネタとして名前を使うのは気が引けた。