ひなたや食堂 甘やかしたくない異世界記
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文字数 677文字
今ごろパヤッタは泣いているのかな。
オムライス食べたい、オムライス食べたいって……。
ああ、厳しくしすぎちゃったなあ……。
せめて、あと一回くらい食べさせてあげても……。
この意味不明な文字の羅列は……異世界からだ!
わたしです、パヤッタですー!
出前はあれで最後だって言ったはずだろう?
じつはジンどのに、お知らせしたいことがありましてぇ~
くふふ……
ささやかながらパーティーをいたしますので、ぜひジンどのもお越しください!
とくに、黄色くてふわふわしてて、温かくておいしいなにかがあると、パヤッタはとてもよろこびます!
もう少しヒントを出しましょうか!?
あたまに「オ」がついてですね、次が「ム」でー……
ごめんパヤッタ、お客さんが来たからまたな!
あしたは遊びに行くから!
ヒントはまだ終わっていませんよ!?
三文字目が「ラ」でー!
悩みごとは解決したのかい?
だから、なんでもないってば!
★いいね!
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作品お気に入り
名前:日向屋迅一郎(ひなたや じんいちろう) 東京下町にある大衆食堂『ひなたや』の四代目。 日中はお店で働き、夕方からは定時制高校に通っている。
名前:パヤッタ 異世界の賢者さま。 その小さな体に、多くの召喚獣を封印している。
名前:ネエネエ パヤッタが暮らしている神殿の門番。 面倒見がいいけど怒ると怖い。
名前:リャンリャン パヤッタが暮らしている神殿の門番。 喧嘩っ早いけれどお姉ちゃんっ子。