時間の流れ

文字数 190文字

僕の
時は
止まって
いたのか

つい
先日だと
思っていたことが
三年前だったり

いつの間にか
背丈を
追い抜かれたり

知らぬ間に
白髪が
増えていたり

時は
流れた
はずなのに
記憶が
欠けている

文字通り
流れてしまった

留まることも
積み重なることも
ないまま
人生が
過ぎていく

以前なら
反省のふりを
したけれど
今は
受け流す

それも
また
人生だ
なんて
涼しげな顔で
焦る自分が
不憫に
思える

そんな風に
思えるのは
間違いなく
時間が
流れたから
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