1
文字数 423文字
天気の良い日の昼下がり、二匹の犬が山を登っています。
一匹は手に鞄が一つ。
もう一匹は両手一杯の荷物を持っています。
山頂目掛け朝から登っているのですが、頂上はまだまだ先です。
鞄一つの犬は辺りの景色を見て楽しみながら歩いています。
両手一杯の犬は抱えている荷物を落とさないよう必死で歩いています。
だから景色を楽しむ余裕なんてありません。
鞄一つの犬は両手一杯の犬に話し掛けました。
「ぼくも少し持つよ」
両手一杯の犬は答えました。
「いいよ、大丈夫。頑張るから」
けれど、まだまだ頂上は見えてきません。
しばらくして、どこからか良い香りが漂ってきました。
何の香りだろう、探すように進むと、目の前一面にお花畑が。
「ここで休憩しよう」
鞄一つの犬は提案しました。
けれど 両手一杯の犬は反対します。
「駄目だよ。道草してちゃ、遅れるよ」
そう言うと、両手一杯の犬は急いで何輪かの花を摘み、種まで採取しました。
鞄一つの犬はお花を一輪だけ摘みました。
そして二匹は再び歩き始めました。
一匹は手に鞄が一つ。
もう一匹は両手一杯の荷物を持っています。
山頂目掛け朝から登っているのですが、頂上はまだまだ先です。
鞄一つの犬は辺りの景色を見て楽しみながら歩いています。
両手一杯の犬は抱えている荷物を落とさないよう必死で歩いています。
だから景色を楽しむ余裕なんてありません。
鞄一つの犬は両手一杯の犬に話し掛けました。
「ぼくも少し持つよ」
両手一杯の犬は答えました。
「いいよ、大丈夫。頑張るから」
けれど、まだまだ頂上は見えてきません。
しばらくして、どこからか良い香りが漂ってきました。
何の香りだろう、探すように進むと、目の前一面にお花畑が。
「ここで休憩しよう」
鞄一つの犬は提案しました。
けれど 両手一杯の犬は反対します。
「駄目だよ。道草してちゃ、遅れるよ」
そう言うと、両手一杯の犬は急いで何輪かの花を摘み、種まで採取しました。
鞄一つの犬はお花を一輪だけ摘みました。
そして二匹は再び歩き始めました。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)
(ログインが必要です)