文字数 191文字

少し進むと、猿の集団に出会いました。
「みんな日向ぼっこして、楽しそうだな。ぼくたちも混ぜてもらおうよ」
鞄一つの犬は走り出し、猿の輪に入っていきます。
両手一杯の犬は止めようとしましたが、荷物が重くて叫べません。
団欒をしている中にやっと到着した両手一杯の犬は、猿たちに目もくれず、その場を通り過ぎました。
鞄一つの犬はすぐ追い掛けて何か話そうとしますが、両手一杯の犬は聞く耳を持ちません。
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