第1話

文字数 1,076文字

私は、すべてから逃げました。世にいる人間の最後が悲惨であることを願い、逃げました。

元来、人間は何かしらにより自分ではないもう一人に頼り物事を円滑に破滅的に進めてきました。

私は頼りすぎました、自分の弱さに 惚れ込んでいたのです

血生臭く争いを好む強さから逃げ、弱さが持つ純粋で無垢でかわいらしさに心底惚れ込んでいました

しかし、社会は許しません強いものが勝つ この莫大な数の思想の偶像である社会にどう勝てと

ましてや近くにいる者のご機嫌を取り自分は居なく思想が寄った無知な愚か者に

恐怖心を煽った貴方たちも共犯であり、敗者の死骸で飯を食う

くたばればいい

人間は自然界の一動物で今もその頃の所以が体に居り悪しき血液で脳を犯しております。

勝たなきゃいけない。 逃げてもいいと伝えるのは、無責任な勝者の言葉です。

敗者が鵜吞みにして、たどる末路は骸です。 鳥の餌にしましょう。

せめてもの哀れです。


踵を変えた質問をしますが、何故不完全なまま知恵を与えたのか

この際宗派など無しにしましょう。神は愚直な我らに何を望んでいるのか

考えても考えても、性悪と言いますかまさに悪魔

そもそもこのような知恵や、創られたこの世界で当たり前のように生きているが

何故私は受け入れたのでしょう 生を受け名を貰い卑怯に生きた

結果の骸です。 金に踊らされ、娯楽に感化された挙句何も生まず死んでいく

子を産むことが残すこと繁栄こそ神の導きならば、この世が地獄だとしても納得がいく

そもそも我々が悪魔なのではないか種を食いつぶし土壌を汚し、神が死んだここを

亡き者にする。 だから人類は貪欲で醜い 聖人は異端者であり

寧ろ私のような人間こそが

無から有を生み出す者は居ません。化学が神の有無を証明していきます。


我々は自分から恐れるものを作り対抗せず今日この日ここまで生きてきた

これからは、いやこれからなど無いのです。

私が死さえすれば私の認識した地獄はなくなります。

これから先私が知覚したものは永遠に失われ、この世から消えます。

これを認識した貴方は一刻も早く私を死に追いやりたいでしょう

しかし私が消えても貴方の世界はなくなりません。

私個人による忘却です。

決して崇高なものでもない。羨ましがっちゃいけない。

それに決して連鎖させてもいけない。

あなたは悪魔である以上弱い体と心そして愚かな心を持って、この地獄を歩んでください。



お言葉通り、貴方は私の思想では神なのかもしれませんね、生まれて認識して初めて

物事は作られる。 全知全能であるが故、すべてを忘れここに辿り着いた。

でも私はあなたを助けることができない。

もう無いのだから
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