第3話

文字数 559文字

恥を知れ

ここだ私はここだ
聞こえているか?聞こえててくれ
今日は雑音が酷い痛い耳栓が欲しいが
生憎酔っていて閉じれるものも閉じれない
何処かで落としたみたいだ、 
そう昨日
落とし穴があったんだ、善に甘えすぎていた
それも他人のだ、私じゃない
感覚が浮かれて欠落していた
原因は私じゃない私じゃないんだ
いや私もそのうちの一人か

小難しく分かりづらいし汚い書き散らし、
まるで私の部屋みたいだ
住み心地はいいのだ、肯定してくれる
ただこれは思い込みであって、現実じゃない
何なのだ何故娯楽をここまで与えた
情報が垂れ流され、私はただただ飲み続けた
、結果左右非対称の醜いヘドロ
整いのない思考
遂には外壁にも染み出してきた
皮膚は崩れ、頭皮も落ちた
左右対称じゃない醜い 美しくない  
消えたい

いっそ無駄な文字の羅列を繰り返し並べ
貴様らの偏向に徹した異常者にでもなろうか
見向きもしないくせに、笑いやがる
程度が知れる。
もう無いのだ、憎しみも怒りも無いのだ

唯一残ったのはこの役立たずな思考、
常人には必要のない途方もない情報をくださる
大変ありがたい電子機器  

私の大切な価値がドロドロに溶け無くなっていく、何か為さねば、横を向けば臓物が重力で落ちる気分が悪い

もうこんな時間だ、閉じれる
幕も早く早く私はここだ、降ろしてくれ
穴へ
今はただ落下中の浮遊感に酔いしれたいのだ。


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