第7話 猫の影でうたた寝していたのがバレた弟子

文字数 140文字

黒猫は、秋の昼間はずっと廃屋の屋上でうたた寝していた。

夕暮れで世界が染まる。突然、屋根にかかった樹の影から魔女が現れた。身長と同じ程に長い腕は白い杖を持ち、寝ぼけた黒猫の影が穿たれる。黒猫の身体から剥ぎ取られた影から、少年が出てきた。

「起きな、クソ弟子」

黒猫と少年は、飛び起きた。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み