第11話 白狐族の女王は優雅にクリスタルの栞を挟む

文字数 140文字

今日も師匠のお使いを済ませて、古書店に立ち寄る。ここの女店主は魔女界でも有名で、昔は白虎族の女王を勤めていたそうだ。その名残りなのか、頭に小さな王冠を載せている。絵になる綺麗さだ。

「あら、幼魔女。今日もいらしたのね」

店主は読書中の魔道書にクリスタルの栞を挟み、微笑みかけてくれた。
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