(二)
文字数 240文字
彼女は五階建ての警察署の三階にある会議室に通された。
長い事務机とパイプ椅子が並ぶ、いかにも捜査会議が行われていそうな会議室だった。
淵野辺刑事が席に着くように促されて、彼女は席に着きテーブルにハンドバッグを置いた。
淵野辺刑事は彼女の前の会議用テーブルに、別のテーブルを隣から持ってきて置いた。そして彼女とはテーブル二台挟んだ反対側に刑事が座った
その直後、グレーのパンツスーツ姿の若い女性がお盆を持って会議室に入ってきた。そして二人の前に持ってきたお茶を三つ置いた。
(続く)
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