第2話 100円均一依存症になった
文字数 612文字
そうなると、ストレスでおかしな行動に出るんですね……。
私の場合「100均依存症」みたいになりました。
駅近のマンションに住んだので、駅ビルも近かったのです。さらに郊外にありがちな「大型100均店」に囲まれて、まあ買ったんですわ。モノを。
「これはいつか役立つだろう」「趣味の参考になるかもしれない」
と、めっちゃ買った。とくに用がないのに買った。ほとんどゴミみたいなモノでしたが、当時は病んでいたので分からなかった。
ついでに通販にもハマった。だから部屋中にモノがあふれ、片付けられなくなった。
夫に「これはちょっと……」と苦情を言われたが、自分にはどうにもできなくなっていた。
故郷の友人とも疎遠になりつつあったので、親しい人にSOSを言えなかった。
さらに100均店の恐ろしいところは、
「やたら箱を売る」という……。
それも紙製でオシャレで容量の大きい箱。すごいトリックだと思います。
だから私は、ゴミのようにあふれた100均店のモノを、その紙製の箱に入れまくった。
箱に突っ込めば、なんとなくゴチャゴチャ感が目立たなくなりました。
孤独感を、物理的にモノで埋めようとしていたのでしょう。
部屋がモノで埋まると、罪悪感とともに奇妙な安心感も得られました。
だからそれらが、引っ越し準備の段階で、ワーっとさらされたのは、精神的にキツかったです。ほとんど捨てました。でも捨てるにも良心が傷む。
「ごめんね、ごめんね」と、謝りながら分別作業を進めました。
私の場合「100均依存症」みたいになりました。
駅近のマンションに住んだので、駅ビルも近かったのです。さらに郊外にありがちな「大型100均店」に囲まれて、まあ買ったんですわ。モノを。
「これはいつか役立つだろう」「趣味の参考になるかもしれない」
と、めっちゃ買った。とくに用がないのに買った。ほとんどゴミみたいなモノでしたが、当時は病んでいたので分からなかった。
ついでに通販にもハマった。だから部屋中にモノがあふれ、片付けられなくなった。
夫に「これはちょっと……」と苦情を言われたが、自分にはどうにもできなくなっていた。
故郷の友人とも疎遠になりつつあったので、親しい人にSOSを言えなかった。
さらに100均店の恐ろしいところは、
「やたら箱を売る」という……。
それも紙製でオシャレで容量の大きい箱。すごいトリックだと思います。
だから私は、ゴミのようにあふれた100均店のモノを、その紙製の箱に入れまくった。
箱に突っ込めば、なんとなくゴチャゴチャ感が目立たなくなりました。
孤独感を、物理的にモノで埋めようとしていたのでしょう。
部屋がモノで埋まると、罪悪感とともに奇妙な安心感も得られました。
だからそれらが、引っ越し準備の段階で、ワーっとさらされたのは、精神的にキツかったです。ほとんど捨てました。でも捨てるにも良心が傷む。
「ごめんね、ごめんね」と、謝りながら分別作業を進めました。