第4話 あれ?ここラッキーマンション

文字数 716文字

水回りのトラブルに泣き、多すぎる荷物に頭を抱え、それでも前進できたのは、近所に住む妹の存在でした。
妹はインテリアが好きで、整理整頓が得意なほうです(姉妹で気質の違いが……)。
彼女はまず、キッチンから片付けようと提案してくれました。
「ここはデッドスペースが多いから、棚を買うんだよ」
とアドバイスをしてくれました。
また、フライパンを立てて収納する、プラスチックの箱を活用するという、魔法のようなアイデアを次々と提案してくれたのです。

そしたら、片付くの!
どんどん片付くの!!!
さらにモノを減らし、食器や消耗品を「一軍、二軍」と分けて収納し、キッチンめちゃくちゃ使いやすくなった!

夫もその雰囲気にあてられたのか「思い出の品だから」といってなかなか捨てなかった、旧式の家電を、やっと手放すようになりました。

そうすると、コンパクトな部屋が、美しく整理されたのです。
予想以上の効果が出たのは、寝室ですね。
テレビなのですが、二台あったうちの一台を処分しました。そこにぬいぐるみを並べると、なんとなく「癒しの空間」のようなスペースができたのです。
「わあ、かわいいな」と、並べられて笑顔になったぬいぐるみを見て、心がほっこりするのを感じました。

さらにこのマンション、窓の設計がすばらしく、風通しが大変良いのです!
リビングと洋室の窓を開けると、サーっと風が抜けて、爽快でした。湿度が低いので、カラっとした空気が良いですよ。

また、今までベッド生活でしたが、それをやめて(スペース上の理由で)和室に布団を敷いて、朝しっかりそれをたたむという生活にしました。
すると、和室がスッキリするんですね。
また、昼夜オンオフが区切られて、気持ちもシャッキリするような感じ。
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