プロポーズ

文字数 718文字

【2019年1月1日】
洋介「今日は平成最後の元日だな!年賀状も一杯来てる!」
俺は年賀状を全部見たが、毎年姫菜から来る年賀状がなかった。
(ピロリン♪)
洋介「あっ姫菜から年賀状は来なかったが、LINEが来た。
去年の3月以来だな!」
LINE(洋介、落ち着いて聞いて。
私、末期の乳ガンなの。もう1年は生きられないの。)
洋介「嘘だろ!」
俺はLINEに書いてあった姫菜が入院してる病院に行った。
洋介「姫菜ーーー!!!!」
姫菜「洋介・・・」
洋介「姫菜大丈夫か!」
姫菜「それが大丈夫じゃないの。
抗ガン剤で髪は抜けるし、強烈な吐き気に襲われるし。
洋介、今の私は、洋介にとっては
ダメ女だよね。」
洋介「いや、姫菜はダメ女じゃない!
俺は、お前と出会えて本当に良かったと思っているんだ!
中学生の時に、お前は、同級生の関口の股間に蹴りを入れて、関口を撃退し、俺を助けてくれた!
俺は、お前に感謝している!
今度は、俺が、お前に中学時代の恩返しをする番だと思っている!」
姫菜「洋介・・・」
洋介「さあ、俺が、お前にしてほしいことを言ってくれ!」
姫菜「じゃあ、毎日、私のお見舞いに来て!」
洋介「いいとも!
あっ、それと、姫菜!」
姫菜「何?」
洋介「姫菜がもし、元気になって退院したら俺と結婚してくれ。」
姫菜「えっ!?
洋介「今度は、俺が、お前を助けてやる番だと思っている!
だからお願いだ!退院したら、俺と結婚してくれ!」
姫菜「まさか病院でプロポーズされるなんて思わなかけど・・・
私で良ければ喜んで!」
洋介「ありがとな、姫菜!」
俺は姫菜のお見舞いに毎日行った。
姫菜の病状が善くなることを信じて。
しかし・・・
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