第15話 【「インビクタス / 負けざる者たち」に勝つ】

文字数 828文字

2015/9/20

2009年製作 クリント・イーストウッド監督 
モーガンフリーマン マット・デイモン主演のシネマ 
【 インビクタス 負けざる者たち 】は感動の作品でした。
マンデラ南アフリカ大統領( モーガン・フリーマン )は
アパルトヘイト政策からの改革の混乱のなか 
W杯ラグビーを南アに招致し 国民の結束団結を図ろうとします。
しかし、ラグビーは白人のスポーツとしてアパルトヘイトの象徴でもあり
ナショナルチーム( 愛称スプリングボクス )は低迷していました。
W杯での勝利を託されたチームキャプテン( マット・デイモン )は 
黒人少年へのラグビー普及活動からスタートし チームを立て直します。

初出場で自国開催はおそらく政治的な配慮があったのでしょうが、
この1995年の大会ではスプリングボクスは勝ち進み決勝戦に進みます。
決勝戦の相手はニュージーランドの強豪オールブラックス 
激闘の末スプリングボクスは優勝します、
初出場初優勝は歴史上この時だけです。
シネマでは イーストウッドのナチュラルな演出が際立っていましたが、 
なかでも決勝戦での選手の呼吸 うめき声だけの音声が印象的でした。
南アフリカのラグビーチーム「 スプリングボクス 」はそんな思い出の深い存在でした。


  
しかし それはあくまでシネマというフィクションがもたらす感動でしかなかった
ことが本日よくわかりました。
2015年W杯9月20日 日本チームがこのスプリングボクスに勝利しました、
34対32 日本チームとして24年ぶりの2勝目です。
残り時間が無くなっての継続プレーの中での逆転トライでした、 
それもペナルティキックを捨ててトライを狙いました。
シネマですら考え付かなかった逆転のシナリオでしょう、
事実はシネマをはるかに超え 
感動はとどまることない未知のものになりました。




  
      







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