第6話

文字数 124文字

うららな風が空を舞い、桜がひらひら舞い落ちる。百花繚乱。
地面を覗けば、十人十色の花が咲く。
凪。それでも規則を持ったまま、桜が川に流される。
この情景。私は知っている。この名前を知っている。「……『花筏』」
ぽつりと呟いた瞬間に、私の視界は光に包まれた。
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