文字数 612文字

俺の頼みを聞いてくれて、感謝している。

あとは人間に変身したいと、強く願えばよいのだな。
わくわく!
……。
無事に変身されましたね。

どうぞ鏡でご覧になってください。
(さすがアネゴだ……人間になっても目力が半端ねえっ!!)
きゃー!!

アネゴ、かわいーーーー!!!

これで、お前たちと同じ姿になったのか。

不思議なものだな。
さあ、そろそろオープンの時間です。

予定通り、はにひかりさんは、ホール対応をお願いしますね。

アネゴにはゆぅゆが、絶対領域のおもてなしについてお教えいたします。
キッチンはまかせろー!! (ダダダダダッ!
 
 
2名様ご入域です、おかえりにゃさいませー!
303番卓、ねこじゃらし拾いましたー!
はに、まんま行きまーす!
101番卓、キレイキレイOKでーす!!
ふたりとも、よく働いているな。猫の時とは大違いだ。

……しかし、俺はここにいても大丈夫なのだろうか?
えっ、どういう意味ですか?
恥ずかしいことだが、
俺の柄ではない
ということに今さら気がついてな……。

せっかく来てくれた人間を怖がらせてしまわないか、不安で仕方がない。
だいじょうぶです!

人間に恩返しがしたいという気持ちがあれば、きっと相手に伝わります!

勇気を出していきましょう!
そうだな。

俺としたことが、何を気弱になっているのか。
 
1名様、ご入域です!

おかえりにゃさいませ!

おかえりにゃさいませー♪

アネゴ、がんばってニャー!

(なんだか、すごく迫力のあるメイドさんがいるなぁ……)
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