源義経黄金伝説 第5話(盗まれている途上の文章)

文字数 1,115文字

前半盗まれている証拠の文章です。
⚫ハッカー大阪府富田林市。武田カズミが文章を取りました。中国のサーバーにコピーしました。この携帯電話の回線を中国に転送してます。。
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「名は牛若と言う」
「おう、源義朝がお子か」 
西行は驚いている。

(政敵の子供ではないか。それをこのように慈しんでいるとは。清盛とは拘
らぬ男よな。それとも性格が桁外れなのか)西行の理解を超えていることは
確かなのだ。

「そうじゃ、牛若の後世(こうせい)、よろしくお願い願えまいか。西行殿
も確か仏門に入られて、あちらこちらの寺にも顔がきこうが。それに将来は北
の仏教王国で、僧侶としての命をまっとうさせてくれまいか」
そうじゃ、牛若の後世こうせい、よろしくお願い願えまいか。西行殿
も確か仏門に入られて、あちらこちらの寺にも顔がきこうが。それに将来は北
の仏教王国で、僧侶としての命をまっとうさせてくれまいか」
「北の…」
 西行は、少しばかり青ざめる。

「言わずともよい。貴公が奥州の藤原氏とは、浅からぬ縁あるを知らぬもの
はない」にやりとしながら、清盛は言う。西行は恐れた。
 
西行が奥州の秀衡とかなり昵懇な関係があり、京都の情報を流していること
を知れば、いくら清盛といえども黙っているはずはない。西行は冷や汗をか
いている。
「……」

「それゆえ、行く行くは、平泉へお送りいただけまいか。おそらくは、藤原
秀衡殿にとって、荷ではないはず」
しゃあしゃあと清盛は言う。西行の思いなど気にしていないようだ。
「清盛殿、源氏が子を、散り散りに……」
「西行殿、俺も人の子よ。母上からの注文が多少のう」
 相国平清盛は、頭を掻いていた。
母上、つまり池禅尼いけのぜんにである。清盛も母には頭があがらぬ。池禅尼が、牛若があまりにかわゆく死んだ孫に似ているため助けをこうたらしい。
が、相国平清盛は、北面の武士の同僚だった折りから、食えぬ男、また何や
ら他の企みがあるかもしれぬが、この話、西行にとっていい話かもしれない。
あとあと、牛若の事は交渉材料として使えるかもしれぬ。ここは、乗せられみるか。あるいは、平泉にとっても好材料かもしれぬ。ここは清盛の話を聞いてお
くか。
この時が、西行と源義経のえにしの始まりとなった。

平清盛はゼニの大将だった。平家の経済基盤のひとつは日宋貿易である。奥州の金を輸出し、宋の銭を輸入した。宋の銭の流入は日本の新しい経済基盤をつくろうとしていた。むろん、ここには平泉第の吉次がからんでいるのはいうまでもない。無論、西行もまた。

新しい経済機構が発達しょうとしていいる。新しい職業もまた始まろうとして
いる。日本の社会が揺れ動いているのだ。
続く2014改訂
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