第19話:熊本地震、EU移民問題、伊豆旅行、異常高温

文字数 2,014文字

 この年、8月初旬、ホンダ・フリードで、大磯から西湘バイパスから箱根タ-ンパイクに入った。その後、Mゴルフ倶楽部入口のWガーデンホテルへ向かい7泊8日かけて避暑を楽しんできた。ここは、標高千メートル近い高原で、朝晩、窓を開けると、さわやかな風が入ってきた。ツインルームのベッドは、セミダブルサイズで大きく2人でも問題なくと寝られた。

 その他、大きなソファーにも1人は、寝られる大きさであった。ウイークリープランでは、7泊8日で、1室、素泊まりで1万円、1ケ月で、1室4万円で利用できた。そこで、このホテルから20分でいける三島、30分で行ける沼津で買い物をしてくると全く不自由はないと思われた。

 もちろん宿泊し富士山周遊道路をドライブして富士サファリパーク、白糸の滝、まかいの牧場、鳴沢氷穴、富士急ハイランドへ行き、楽しんだ。他の日には、箱根、芦ノ湖、ロープウェイ、大涌谷を観光した。また、伊豆高原をドライブしてワサビ田、浄蓮の滝、河津七滝、伊豆高原も回った。清水港と土肥港を結ぶ、カーフェリーで、駿河湾を渡った。

 その他、富士五湖、山中湖、河口湖もドライブして名所で写真を取ってきた。ドライブから帰って来ると、町内の仲間たちと夜の海釣り、麻雀大会をして、楽しんで、過ごした。大磯は、海から近く、涼しいはずであるが、2016年の猛暑は、ひどくて、寝苦しくエアコンをかけて寝たほどであった。2016年7月14日に福島県福島市で観測史上2位の39℃だった

 8月1日、福島県白河市で観測史上2位の35.9℃。8月5日、北海道根室市で観測史上2位の33.6℃。同日、岩手県大船渡市で観測史上1位タイの37℃、8月6日、静岡県熱海市網代で観測史上1位の36.8℃、8月7日、千葉市で観測史上1位の38.5℃。8月8日に熊本県人吉市で観測史上1位の37.8℃を観測した。

 そのほか、東京では、7月31日~8月7日まで8日連続猛暑日を記録。それまでの最長記録であった4日連続を大きく上回り観測史上最長記録となった。また、宮城県仙台市で観測された猛暑日の日数は、5日と1926年の観測開始以降最も多い。このように盛夏期は記録的な暑さとなった。しかし、秋の訪れは早く8月後半は再び低温に転じ9月も平年並みであった。

 そのため近年では、珍しく過ごしやすい晩夏・初秋となった。夏全体の平均としては、高温期の始まりが他の地域より早かった北日本は猛暑。高温期が短めであった西日本は冷夏気味。その間の東日本は、平年より少し高い程度であったが、気温の変動がかなり大きい夏となった。南西諸島は7、8月は平年並みであったが6月の記録的高温に引っ張られて夏全体でも猛暑になった。

 7月26日未明、相模原市緑区の知的障害者施設「津久井やまゆり園」にナイフを持った男が侵入し、19~70歳の入所者男女19人を殺害、27人に重軽傷を負わせた。神奈川県警は殺人などの容疑で元職員植松聖容疑者を逮捕した。同容疑者は同施設に非常勤職員として勤務していた。

 しかし2月に「重度障害者を殺す」と話したため施設が県警に連絡、退職扱いとなった。妄想性障害などと診断され措置入院となった。その後、入院の必要性は消失したとされ3月に退院した。しかし逮捕後も「障害者は社会を不幸にする」「国が許可してくれなかったので仕方なくやった」などと常軌を逸した独善的主張を繰り返した。

 横浜地検は9月以降鑑定留置して精神鑑定を行い刑事責任能力の調査中であった。11月8日、米共和党のドナルド・トランプ氏が投開票の大統領選で民主党のヒラリー・クリントン前国務長官を破る番狂わせを演じた。トランプ氏は、排外的主張を掲げ暴言も辞さない。実業家のトランプ氏は、既存政治への不満を吸い上げ「トランプ現象」を巻き起こし大衆迎合主義を印象付けた。

 その政策は、メキシコ国境への壁の建設を柱とする不法移民対策を唱えた。さらに在日米軍の駐留経費の全額負担を求める考えも表明した。就任初日に実行する政策として、環太平洋連携協定「TPP」からの離脱を挙げた。その後も「一つの中国」政策に縛られる必要はないと述べた。

 そして台湾の蔡英文総統と電話会談するなど型破りな言動を続けた。米国の動向をめぐり世界中で、不透明感が深まった。特に環太平洋連携協定「TPP」からの離脱は、自分でかけたハシゴを外すのも同然の暴挙であった。こうして2017年を迎えた。昨年の米大統領選で既存政治に不信を抱く白人労働者の心を捉えた。

 予想外の勝利を収めた共和党のドナルド・トランプ氏が1月20日、第45代米大統領に就任した。トランプ氏は就任演説で「米国第一主義」を宣言した。その直後に環太平洋連携協定「TPP」からの離脱を指示。国際協調を掲げたオバマ前政権からの様変わりは世界に衝撃を与えた。トランプ氏は地球温暖化対策の国際枠組み脱退も表明した。
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