第１７話：大磯の町会での釣りと麻雀
文字数 2,030文字
９月にトルコの海岸に打ち上げられた３歳男児の遺体写真が報じられると、世界的に受け入れの動きが広がった。特に欧州最大の受け入れ国ドイツのメルケル首相はノーベル平和賞候補になった。欧州連合「ＥＵ」は、加盟国全体で１６万人を分担して受け入れることを決めたが、既に１００万人以上が欧州入りし対策は追い付いていない。
１１月のパリ同時テロでは、一部の容疑者が難民に紛れて欧州入りしたことが判明し、テロリスト流入対策の不備が顕在化した。欧州各国は国境審査を相次いで強化していた。そのため、欧州統合の柱である「域内移動の自由」も揺らいだ。パリ郊外で１１月３０日から開かれた国連気候変動枠組み条約第２１回締約国会議「ＣＯＰ２１」が開かれた。
そこでは、２０２０年以降の地球温暖化対策の新たな国際枠組み「パリ協定」を採択した。新枠組みの合意は現行の枠組みである京都議定書以来、１８年ぶりであった。京都議定書が先進国だけに温室効果ガスの削減義務を課すのに対しパリ協定は、途上国を含む１９６の全締約国に温室ガス削減目標の提出や５年ごとの見直しを義務付けた。
ＣＯＰ２１では、初日に安倍晋三首相、オバマ米大統領ら約１５０カ国の首脳が参加する会合を開き温暖化対策への決意を確認した。この協定には、産業革命前からの世界の平均気温の上昇幅を２度未満に抑えることを目標とし１.５度未満にするよう努力する方針なども盛り込んだ。
２０１０年以降の地球温暖化を調べてみると東京の２０１０年以降の真夏日「最高気温３０度以上」、真夏日「最高気温３５度以上」、熱帯夜「２５度以下にならない日数」は、それぞれ以下のようになっていた。２０１０年、猛暑日が１３日、熱帯夜が５６日、２０１３年、猛暑日が１２日、熱帯夜が３９日、２０１５年、猛暑日が１１日、熱帯夜が２６日。
２０００～２０１０年に比べ猛暑日と熱帯夜の数が急増した。２０１５年６月５日の早朝、ドル・円の為替を見ると１米ドル１２５円６０銭を越える円安となっていた。２０１５年の夏は、根本公磨がレンタカーを借りて大磯から二宮経由して北上し秦野にある標高５６０メートルの菜の花展望台や大山阿夫利神社へ車で1時間かけて出かけた。
その他、箱根の高原地帯や御殿場、富士山周遊道路、富士五湖にも出かけた。家のローン残金３千万円を全額完済し投資残金が１２９１７万円となった。このタイミングで、根本公磨は、奥さんと相談して富士通を退職して自由に暮らしたいと言った。すると資産が１億円以上なったので残りの人生を楽しみましょうと同意した。
そこで２０１５年１１月４日、３０日の有休休暇を消化し年末の退職金１千万円をもらって退職した。こうして２０１６年となった。この頃、この町内の町会の釣り同好会に入会した。全員が、６０歳以上の退職者ばかりで４３歳の根本公磨が一番、若かった。それでも東京で素晴らしい仕事を終えた。そして大磯に家を建てたが人7人もいて地元意識と言う感じは少なかった。
地元出身の方は、この町会では１０％程度であり、大磯の駅近くは、起伏があり、元の森林だった。そのため、農家出身者が、非常に少なかった。地元出身者は、駅前の商店の主人ばかりである。この町会では、麻雀、ゴルフ、海釣りが、中心でマレットゴルフをする人は、いない。根本公磨は、ゴルフ以外は、好きで麻雀のメンバーが足らない時や釣りに行く時には、すぐ呼ばれた。
そして釣り道具も先輩の使った竿をもらったりして新しく買う必要もなかった。また、大磯では、コマセを使えないルールがあり、また、一部ではルアーも禁止になっていた。ルールが面倒なので、最近は、大磯西海岸「大磯こゆるぎ浜」で、釣ることが多くなっていた。平塚市との境界にある花水川から大磯漁港まで広がる海岸は、端から端まで歩いても２０分程度だった。
まさに釣りには好条件、投げ釣りで、シロギスやイシモチ、ルアーで、ヒラメやマゴチ、シーバスなどが狙える。春は、シロギス、イシモチ、夏は、シロギス、イシモチ、ヒラメ、マゴチ、ワカシ「３５センチ以下のブリ」、ソーダカツオ。秋は、シロギス、ヒラメ、マゴチ、ワカシ「３５センチ以下のブリ」、ソーダカツオ。冬は、ヒラメ、シーバス。
投げ釣りやルアーの釣り方を根本公磨が上手な先輩達に懇切ていねいに教えてもらった。その他、大磯港の隣の照ヶ崎海岸の磯も四季を問わず、クロダイ、カサゴが、連れることで有名であるが、磯が小さく、満潮時に水没する。そのため、フカセ釣りでクロダイやカサゴ狙いがおすすめであった。
「フカセ釣り」とは、仕掛けにウキを使用せずにエサやハリ、糸の重さだけで、仕掛けを海中に漂わせて「フカセて」魚を誘う釣り方で自然の理にかなった釣り方と言われている。そのメリットの１つ目は、「ウキフカセ釣り」の利点は、魚を狙える範囲が格段に広がることであった。ウキを使えば、その自重で遠くの沖目のポイントも狙える。
１１月のパリ同時テロでは、一部の容疑者が難民に紛れて欧州入りしたことが判明し、テロリスト流入対策の不備が顕在化した。欧州各国は国境審査を相次いで強化していた。そのため、欧州統合の柱である「域内移動の自由」も揺らいだ。パリ郊外で１１月３０日から開かれた国連気候変動枠組み条約第２１回締約国会議「ＣＯＰ２１」が開かれた。
そこでは、２０２０年以降の地球温暖化対策の新たな国際枠組み「パリ協定」を採択した。新枠組みの合意は現行の枠組みである京都議定書以来、１８年ぶりであった。京都議定書が先進国だけに温室効果ガスの削減義務を課すのに対しパリ協定は、途上国を含む１９６の全締約国に温室ガス削減目標の提出や５年ごとの見直しを義務付けた。
ＣＯＰ２１では、初日に安倍晋三首相、オバマ米大統領ら約１５０カ国の首脳が参加する会合を開き温暖化対策への決意を確認した。この協定には、産業革命前からの世界の平均気温の上昇幅を２度未満に抑えることを目標とし１.５度未満にするよう努力する方針なども盛り込んだ。
２０１０年以降の地球温暖化を調べてみると東京の２０１０年以降の真夏日「最高気温３０度以上」、真夏日「最高気温３５度以上」、熱帯夜「２５度以下にならない日数」は、それぞれ以下のようになっていた。２０１０年、猛暑日が１３日、熱帯夜が５６日、２０１３年、猛暑日が１２日、熱帯夜が３９日、２０１５年、猛暑日が１１日、熱帯夜が２６日。
２０００～２０１０年に比べ猛暑日と熱帯夜の数が急増した。２０１５年６月５日の早朝、ドル・円の為替を見ると１米ドル１２５円６０銭を越える円安となっていた。２０１５年の夏は、根本公磨がレンタカーを借りて大磯から二宮経由して北上し秦野にある標高５６０メートルの菜の花展望台や大山阿夫利神社へ車で1時間かけて出かけた。
その他、箱根の高原地帯や御殿場、富士山周遊道路、富士五湖にも出かけた。家のローン残金３千万円を全額完済し投資残金が１２９１７万円となった。このタイミングで、根本公磨は、奥さんと相談して富士通を退職して自由に暮らしたいと言った。すると資産が１億円以上なったので残りの人生を楽しみましょうと同意した。
そこで２０１５年１１月４日、３０日の有休休暇を消化し年末の退職金１千万円をもらって退職した。こうして２０１６年となった。この頃、この町内の町会の釣り同好会に入会した。全員が、６０歳以上の退職者ばかりで４３歳の根本公磨が一番、若かった。それでも東京で素晴らしい仕事を終えた。そして大磯に家を建てたが人7人もいて地元意識と言う感じは少なかった。
地元出身の方は、この町会では１０％程度であり、大磯の駅近くは、起伏があり、元の森林だった。そのため、農家出身者が、非常に少なかった。地元出身者は、駅前の商店の主人ばかりである。この町会では、麻雀、ゴルフ、海釣りが、中心でマレットゴルフをする人は、いない。根本公磨は、ゴルフ以外は、好きで麻雀のメンバーが足らない時や釣りに行く時には、すぐ呼ばれた。
そして釣り道具も先輩の使った竿をもらったりして新しく買う必要もなかった。また、大磯では、コマセを使えないルールがあり、また、一部ではルアーも禁止になっていた。ルールが面倒なので、最近は、大磯西海岸「大磯こゆるぎ浜」で、釣ることが多くなっていた。平塚市との境界にある花水川から大磯漁港まで広がる海岸は、端から端まで歩いても２０分程度だった。
まさに釣りには好条件、投げ釣りで、シロギスやイシモチ、ルアーで、ヒラメやマゴチ、シーバスなどが狙える。春は、シロギス、イシモチ、夏は、シロギス、イシモチ、ヒラメ、マゴチ、ワカシ「３５センチ以下のブリ」、ソーダカツオ。秋は、シロギス、ヒラメ、マゴチ、ワカシ「３５センチ以下のブリ」、ソーダカツオ。冬は、ヒラメ、シーバス。
投げ釣りやルアーの釣り方を根本公磨が上手な先輩達に懇切ていねいに教えてもらった。その他、大磯港の隣の照ヶ崎海岸の磯も四季を問わず、クロダイ、カサゴが、連れることで有名であるが、磯が小さく、満潮時に水没する。そのため、フカセ釣りでクロダイやカサゴ狙いがおすすめであった。
「フカセ釣り」とは、仕掛けにウキを使用せずにエサやハリ、糸の重さだけで、仕掛けを海中に漂わせて「フカセて」魚を誘う釣り方で自然の理にかなった釣り方と言われている。そのメリットの１つ目は、「ウキフカセ釣り」の利点は、魚を狙える範囲が格段に広がることであった。ウキを使えば、その自重で遠くの沖目のポイントも狙える。
