第5話

文字数 232文字

庭の手入れをしていると
延々繰り返し終わる事のない作業に
虚しくなるが
整った庭の一角を見ると
よかったと思う


朝、無理をしてでも
起き出し庭の手入れをする
そうすると
何の感じようもなかったそこに
愛情や愛着がわいてくる








椿の花
南天の実
梅の花
桃の花
(ふき)(とう)
桜に水仙
雪柳
花菖蒲
躑躅(つつじ)
(よもぎ)
庭藤
紫蘭(しらん)
月季(げっき)
擬宝珠(ぎほうし)
紫露草(むらさきつゆくさ)
藪萱草(やぶかんぞう)
桔梗(ききよう)


順に姿を現しては消えていく
そして夏へ


草木や花々が
教えてくれる日々の移ろい

空模様
虫や鳥たちの鳴き声までもが
心地よく美しく感じられる


特別ではない時間の流れが
楽しく感じられる


















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