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文字数 1,089文字
場所は天守閣近くだ。そこが1番広い。
そして桜の横が俺達だ、完璧だ。
相手は6人だが最前の3人を除けば、敵ではない。彼らも10人位の筈だ。それは持っいるブルーシートを見れば一目瞭然だった。
その後は、やはり10以上だな。確かに場慣れしてはいるが、まだまだだ。
しかも大人数、考えている暇なとないだろう。
俺は勝ったと思った!
そして、開門。お金は払わないでいい。
一般無料開放だ、それも有り難い。
最初の20メートル程は砂利道。
そして右に曲がると石畳の登りだ。
警備員が走らないで下さい、と注意をする。
当然、その言葉に従うが、曲がって見えなくなればこっちのものだ。
先の6人は既に曲がった。
俺も曲がり、さて!ダッシュ、と思ったところで、啞然とした。
3人ほど立ち止まっていたのだ。何故だ?
と見れば、砂が撒いてあった。
砂とな!私は突然の、この攻撃に面食らってしまった。
警備員か?!滑らない為に?
確かに歩きなら、かなりのグリップ力だが。
走れば滑る。
我々は既に、グリップ力の強い窪みや出っ張りを調べているのに。これでは走れない!
くそっ!警備員よ、何の正義があってやったのかは知らないが、これでは地雷原と同じだ。
前を行く者の後をついて行くしか無い。
いや違うな、俺は後ろを振り向いた。
先輩が俺の指示通り、道の外側を台車を押していた。だがそこは平らで滑りやすい。
案の定、四苦八苦していた。私は、
「先輩、道の真ん中!外は平で滑りやすい!」
と指示を与えた。
よし!これで後続は、更に進みづらくなった筈だ。私は何度か、ダッシュしようと試みたが、駄目だった。だが順位は譲れない。
何とか7番目で登り切った。
と前は、ダッシュしていた。
俺は素早くその動きを確認して。あらかじめ、予想していたポジションを捜査していた。
大丈夫だ、天守閣前は空いている。
そこだけでも・・・。
だが、私の誤算は先輩が遅れている事だった。
ビニールシートを広げるのは、1人より2人の方が早いに決まっている。
もし広げ切る前に、他の者がやってきてしまっえば、完全に広がる前に狭い領土しか取れなくなる。
まずったか?と俺は、兎に角、走って天守閣前に陣取りシートを広げだした。
すると先輩が何とか間に合ってくれた。俺は、
「先輩向こうに広げて。端を持って急いで!」
と指示を出した。
ところが、そこで更なる誤算!突風が吹いた。
全員飛ばされないように、シートに体を倒していた。俺もと思ったが、先輩が風に煽られ、
シートを手放した。
素人め!だから相棒は選びたいのだ。
俺は先輩の台車を重石にして、急いでシートの端を持つと。先輩と一緒にシートを広げた。
そして桜の横が俺達だ、完璧だ。
相手は6人だが最前の3人を除けば、敵ではない。彼らも10人位の筈だ。それは持っいるブルーシートを見れば一目瞭然だった。
その後は、やはり10以上だな。確かに場慣れしてはいるが、まだまだだ。
しかも大人数、考えている暇なとないだろう。
俺は勝ったと思った!
そして、開門。お金は払わないでいい。
一般無料開放だ、それも有り難い。
最初の20メートル程は砂利道。
そして右に曲がると石畳の登りだ。
警備員が走らないで下さい、と注意をする。
当然、その言葉に従うが、曲がって見えなくなればこっちのものだ。
先の6人は既に曲がった。
俺も曲がり、さて!ダッシュ、と思ったところで、啞然とした。
3人ほど立ち止まっていたのだ。何故だ?
と見れば、砂が撒いてあった。
砂とな!私は突然の、この攻撃に面食らってしまった。
警備員か?!滑らない為に?
確かに歩きなら、かなりのグリップ力だが。
走れば滑る。
我々は既に、グリップ力の強い窪みや出っ張りを調べているのに。これでは走れない!
くそっ!警備員よ、何の正義があってやったのかは知らないが、これでは地雷原と同じだ。
前を行く者の後をついて行くしか無い。
いや違うな、俺は後ろを振り向いた。
先輩が俺の指示通り、道の外側を台車を押していた。だがそこは平らで滑りやすい。
案の定、四苦八苦していた。私は、
「先輩、道の真ん中!外は平で滑りやすい!」
と指示を与えた。
よし!これで後続は、更に進みづらくなった筈だ。私は何度か、ダッシュしようと試みたが、駄目だった。だが順位は譲れない。
何とか7番目で登り切った。
と前は、ダッシュしていた。
俺は素早くその動きを確認して。あらかじめ、予想していたポジションを捜査していた。
大丈夫だ、天守閣前は空いている。
そこだけでも・・・。
だが、私の誤算は先輩が遅れている事だった。
ビニールシートを広げるのは、1人より2人の方が早いに決まっている。
もし広げ切る前に、他の者がやってきてしまっえば、完全に広がる前に狭い領土しか取れなくなる。
まずったか?と俺は、兎に角、走って天守閣前に陣取りシートを広げだした。
すると先輩が何とか間に合ってくれた。俺は、
「先輩向こうに広げて。端を持って急いで!」
と指示を出した。
ところが、そこで更なる誤算!突風が吹いた。
全員飛ばされないように、シートに体を倒していた。俺もと思ったが、先輩が風に煽られ、
シートを手放した。
素人め!だから相棒は選びたいのだ。
俺は先輩の台車を重石にして、急いでシートの端を持つと。先輩と一緒にシートを広げた。