第13話「依頼『盗賊頭を討伐せよ』②」

文字数 2,567文字


 
■■盗賊のアジト、中心部にて■■


 
 目が覚めると、椅子に縛られていた。
 
 あたりは相変わらず薄暗いが、妙に空間が開けているように見える。
 
 
「よう、お目覚めのようだな」
 

 酒焼けしたザラザラした声に、顔を見上げると、目の前に巨漢が立っていた。
 
 薄茶けた衣服に不釣り合いな宝石類で首元や手首を飾ったその男は、ここに来る前に依頼書の添付資料でも確認した顔をしていた。
 
 
「あんたが『盗賊頭』か」
 
「ああ、そうだ。仲間たちが随分世話になったようだな」

 
 周囲からゲラゲラと笑う声が聞こえる。
 
 響き渡る声の数から判断するに、ここはこの盗賊たちの集会所のような扱いになっている場所らしい。
 
 僕は暗がりの中で数十という野盗たちに取り囲まれているようだった。
 
 
「悪いが、装備は回収させてもらったぜ」
 
 
 いつの間にか僕は肌着一枚にされている。
 
 剣も防具もアクセサリーも、全て押収されたらしい。

 
「しかし、『女神の耳飾り』に『女神の外套』とは、随分いいものを持ってるじゃねえか。なにを素材に使ってるかは知らねえが、この革ズボンも相当いいものに見える」
 
「それは――【下り人の頂き】の終着点にいたやつから剥いだ革」

 
 すると、突然周囲でまた盗賊たちが笑った。
 
 盗賊頭も馬鹿にしたように噴き出して、革ズボンを乱雑に脇に放った。
 
 
「おもしれぇことを抜かしやがる。お前みたいなやつが【神獣】を倒したって? 背後にオレが迫ってたのも気付かねえで、あっさり捕まっちまったお前が?」

「……まあ……うん……」
 
 
 なにも云い返せなかった。
 
 本当に冴えないなあ、と心の中のもう一人の自分にさえ笑われた気がする。

 そこで不意に頬に衝撃を受けた。

 
「誰に雇われた」
 
「……『46』……そんな簡単に口を割ると思うか――ぐっ」

 
 減らず口を叩き終わると同時にもう一度殴られる。

 
「……『47』……ちくしょう痛いな」

 
 『HPダメージ』はそこまで大きくなかったようだが、それでも受けた衝撃自体が緩和されるわけではない。

 口の中に血の味を感じて僕は顔をしかめる。

 やがて盗賊頭が暗がりの中になにか合図する。

 すると、一人の盗賊が僕の目の前に姿を現した。

 先ほど仕留め損ねた若い盗賊だった。

 彼は鞭を手にして、口元を残酷に歪ませている。
 
 
「命乞いすれば、()()()()()()()()()()()()()ぜ」

 
 それから、一方的な暴力が始まった。
 
 肌着を引き裂かれ、その若い盗賊は憂さを晴らすように、何度も鞭で僕を叩きつけた。
 
 『48』……『49』……『50』……『51』……。

 『52』、『53』、『54』『55』『56』――。

 頭の中で数え終わったところで、盗賊頭が云った。

 
「よう、頑張るだけ無駄だぜ。オレはこれでも計略家でな。【アナリシス】の魔法が使える。依頼主を云わなかったところで、オマエの身の上からそいつを探り当てて暴き出してやることだって可能なんだ」

「……それじゃ、なんでこんな真似を」

「そいつがお前を痛めつけてやりてえって聞かねえからさ。盗賊団にも()()()()()()()()()()』ってやつが必要なんだ。分かるだろ?」
 
 
 頬に鈍器で殴られたような衝撃が走る。
 
 今度は鞭の柄の部分で思い切り殴られたようだった。

 
「……『57』……全然分かりたくない」
 
「ああ、そうかい。じゃあ、お前はすぐに死ぬからよ、今のうちに教えてもらうとするぜ。気味の悪い数字を数えるのも、これで終わりだ」
 
 
 盗賊頭は僕に手の平を向けて構えた。


「【アナリシス】」
 
「『58』」

 
 盗賊頭の眼前に一枚のページが浮かび上がった。
 
 それは僕が日々目にしている【アーカイブ】の自己ステータス欄だった。

 
「な、コイツ――!」
 
 
 そして、僕が何者かを悟るか否や。
 
 盗賊頭は声を荒げて叫んだ。
 
 
「野郎ども伏せろ! コイツは――」 

「……今ので、ちょうど溜まった」
 
()()()()――【()()()!」

「スキル【ラウンドアバウト】発動――」


 その瞬間、盗賊頭の眼前にあったページの中で、いくつもの数字が渦巻いた。

 やがて目まぐるしく変動していたステータスの数値が確定されると、属性の項目が『水』から別の文字へ切り替わる。

 そこには一文字――『星』と書かれていた。

 
「使用条件開放――」

 
 そして、僕はその魔法の名前を口にした。

 
「――曙光【アウローラ】」

 
 洞窟内を――眩い光が包んだ。
 
 
「う、うおおおォォォ――!」
 
 
 影を一つとして逃さない全方位からの強い輝きが数秒の間照射される。

 再びその空間が暗闇を取り戻した時。
 
 そこには僕と盗賊頭だけが取り残されていた。
 

「て、てめえよくも……!」

 
 周りからゴトリ、ゴトリとなにかが落ちる音が響く。
 
 僕の目の前には一本の鞭と若い盗賊が来ていた装備が転がっていた。
 
 その装備品にはところどころ灰のようなものが降り積もっていて、かつて人の形をしていたその()()がユラユラと煙を立てている。
 
 
「なるほどね。【星詠み】の効果で僕の攻撃に対して【天眼】は発動しないはず――とすると、咄嗟に『女神の外套』を着込んだか」

「ぐっ――」
 

 僕は【アウローラ】の発動と同時に拘束を解いていた。

 悠然と椅子から立ち上がり、脂汗を浮かべる盗賊頭に向き合う。

 
「即死回避できたとはいえ、あなたのHPはもう残り『1』だ。もう、どんなかすり傷だって【行動不能】にできるだろう。でも、僕は確実に【衰弱(致死)】を付与したいと考えている」

 
 それから、僕はふと今日の自分の行動を思い返した。
 
 そういえば、今回まだ発動していない固有スキルがある。

 久々にアレを使って見るのもいいかもしれない。

 
「なので、レベルが高いらしいあなたには、()()()()()()()()』を付与することにする」

「な、なにをする気だ」

「スキル『河漢之言』発動――」

 
 間もなく、盗賊頭は自分の身になにが起こったか気付いたらしい。

 その表情は恐怖の色を浮かべ、瞳は一切の希望を失ったように曇っていた。
 
 
「こ、殺さないで」

「うるせえな」

 
 僕は盗賊頭に手の平を向ける。

 
()()()()()()()()()()()()()()段階で、お前は終わりなんだよ」

 
 そして、盗賊頭の情けない悲鳴が響くと同時に。
 
 洞窟を再び、眩い光が包みこんだ。


 
▲▲~了~▲▲
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

ユウ・ターナカ/田中 勇愛


【操奇】の勇者。その奇抜な発想と後先を省みない行動力、そして意外性によって、日々イディアニウムの人間たちに奇異の視線を投げかけられながら生活している。【魔王】の打倒という【勇者】の使命にさえ興味がなく、その場その場のノリに身をやつすその姿勢は、周囲から『目前主義』と評されている。


前世では自身の『症状』に対する苦悩の末、命を落とすことになったが、今生ではその誠実さ・実直さにより、人間関係に恵まれた。そして現在はとある『目的』のため、仲間たちとともに行動している。


イディアニウムに存在する十人の勇者の中で、「最も対集団戦・耐久戦に特化した勇者」と云われており、受けた攻撃の数だけ自身を強化する固有スキル【ラウンドアバウト】や、その副産物である特異属性『星属性』の魔法を駆使して戦う。


自分をこの世界に召喚した女神イディアとは、現在恋仲である。

イディア・イデイン・プロトス


勇者ターナカをイディアニウムに召喚した【女神】。数百年前に【現代魔法】や【ステータス】という概念を開発した張本人であり、現在は【女神の意志】の『端末』として転生した身体で第二の人生を謳歌している。


『【勇者】の選定』という自身の『端末』としての使命を果たし終えたことから、他の勇者に対する公平性をとっくに放棄しており、ターナカに対してのみ助言を行ったり、それどころかパーティを組んでみたりするなど、何かにつけて彼に肩入れしている。

足繫くターナカの拠点に通い続けていたイディアは、やがて彼の大らかな人柄を慕うようになり、いつの間にやら二人は恋人関係を結んでいた。


生前(前世)の彼女は【古代魔法】の使い手たちであるイデイン族をたった一人で制圧するほどの実力者であったが、転生後は自身本来のイデイン族としての肉体を失ったことから、その出力も当時に比べて大きく劣ったものとなっている。使命達成後に【女神】としての権能もほぼ失っており、残っているのは限定的な【空間移動】などほんの一部である。


【魔王】や【魔族】と勘違いされないよう、普段はその特徴的な青い頭髪を隠して生活しており、混乱を防ぐために、できるだけ素性も偽るようにしている。(その際、『イド(ターナカが付けた愛称)』という名前を好んで使っている)

シア・フェレライ


勇者ターナカの従者。【悪食大公】ヘルド・フェレライの実娘であり、以前は一人の女騎士として活躍していたが、『ある出来事』によって【魔力詰まり】を発症したことをきっかけに前線を退いた。


その後、従者としてターナカに仕えるようになってからは、討伐など戦闘を伴う依頼の補助を行えない代わりに、事務処理や彼の身の回りの世話、うっかり気質のフォローをする役回りを背負っている。

当初こそ、その素行を訝しんでいたものの、不器用ながらもひたむきに生き、他人のために自身が傷付くことさえいとわないターナカの姿勢を見ているうち、やがて彼女は自分の主君の幸福をなによりも願うようになった。


【魔力詰まり】であることを度外視すれば、彼女は本来【千魔一剣】という剣術を扱うかなりの武闘派であり、その攻撃力に特化した必殺の一撃は耐久特化の【ステータス】を持つターナカを戦慄させるほどだった。その能力をターナカのために発揮できないことを彼女自身いつもむず痒く思っている。


元騎士らしく礼節を重んじる性格でありながらも、人当たりが非常に良く、笑いのツボが劇的に浅い。

ヒース・プロトス


イディアニウム国王ユーバ・プロトスの三男にして第三王子。【枝喰み川】での住民失踪事件について調査していた折、『水豹』に襲われたところを偶然通りがかった勇者ターナカによって救われる。


以降、命の恩人であるターナカのパトロンとして(半分面白いもの見たさで)、その活動を支援するようになるが、その援助の大半はことあるごとに問題を起こす彼の尻拭いである。それゆえにターナカにとってヒースは頭が上がらない存在であるが、同時に心の底ではよき理解者として兄貴分のように慕っている。


よくも悪くも捉えどころのない飄々とした性格で、いつの間にか王城を抜け出してはイディアニウムの各土地を転々と渡り歩いていることから、王都では『風来坊』と揶揄されている。

しかし、一方で、そのずば抜けた先見性や、王族という自身の立場を上手く利用(あるいは悪用)した立ち回りを知る身内からの評価は非常に高く、関わる機会の多いターナカも彼のことを『切れ者』であると認識している。


兄弟の中で唯一、長男のグレンとまともに口を利ける存在で、兄の裏での心労を推し量っては、さりげなく王城の外に連れ出して気晴らしに付き合っている。その甲斐もあってか第一王子として誰よりも固い意志を持つグレンが、彼の助言にだけはいつも素直に耳を貸しており、その辣腕を信頼して大きな仕事を手伝わせることも多い。

グレン・プロトス


イディアニウム国王ユーバ・プロトスの嫡男であり、次期国王候補の筆頭。


その冷酷な問題解決思考と王族代表としての厳格な態度から、敵味方問わず畏怖の対象とされている人物。

権力の象徴として嫌悪を向けられることもある一方で、彼のその冷徹さはイディアニウムを想うがゆえのものであり、常にその顔に鉄面皮を貼り付けているのも、その付け入られかねない内心――優しさを隠すためである。


自身の王族としての立場を誇りに思っており、たとえ自分がまさに救おうとする人々から誹りを受けることがあろうとも、その役目を全うし、信念を貫き通すだけの意志の強さを持っている。『誰からも理解されることが政治ではない』という独自の信条を持っており、その言葉の通りに日々行動しているが、それでもその『孤高』はただの一人の人間には至極耐え難いものであり、身内の人間の中で唯一気を許しているヒースに対してのみ、時折愚痴や弱音をこぼしている。


ヒースのツテで勇者ターナカと親交を結ぶようになるが、懇親会にしれっと参加していた【女神】の誘いに乗ってしまい、泥酔の末、普段は他人に見せることのない姿をターナカに晒してしまった。


以降、ターナカは彼のことを「中間管理職の苦労人」と評している。

ヘルド・フェレライ


元騎士団長であり、名誉公爵。その好事家ぶりからイディアニウム内で【悪食大公】という二つ名を付けられている。


かつて、娘であるシア・フェレライの【魔力詰まり】の治療法を探す旅の過程で、若返りの呪いにかかってしまい、現在見た目が少年の姿となっている。その結果として騎士団長の任を退くことになったものの、本人は「貴重な体験をした」とかえってこのことを喜んでおり、引退をきっかけに、かねてより目を付けていた【黒箱城】に移り住むなど『悪食』の名にし負う酔狂ぶりで日々を楽しんでいる。


趣味嗜好こそ他人の理解を得難いものではあるが、その分け隔てのない性格と人好きのする人柄は、一種のカリスマ性となり、人心掌握術と関係構築力において彼の右に出る者はいないとまで云われている。

彼の本領は他者に対するその観察眼と記憶力である。この能力は教育方面においても遺憾なく活用され、最終的に多方面からの厚い信頼を勝ち取った彼は、平民の出でありながら、騎士団長の任に就く快挙を達成することとなった。


家族関係について、妻は【黒箱城】に移り住むより前に病気で他界しており、子どもたちに対しても騎士としての心得と技術のみを教えてほとんど放任主義であった。しかし、関係が悪いということは一切なく、彼の行動の端々から愛情を受け取って育った子どもたちは、それぞれの道を修める中で父の名に恥じない人間となることを一つの行動原理として日々研鑽を積んでいる。

(ちなみにヘルドの姿が少年となってから、子どもたちは彼に対して、ちょっとしたマスコットのような扱いで接するようになったらしい)


シアが従者となったことをきっかけに勇者ターナカと知り合った。

ジュン・クルオス/黒瀬 純


【紅雲(あけぐも)】の異名を持つ勇者であり、前世でのターナカの従妹。


勇者ターナカがイディアニウムに召喚されたばかりのころ、そのことをどうやってか嗅ぎ付けた彼女がどこからともなく姿を現し、右も左も分からない彼にイディアニウムでの生き方を教示した。


クルオスはイディアニウムにおいて非常に悪名高い【勇者】であり、その悪評っぷりは国内諸地域にて『あらゆる謀略の渦中に彼女が存在する』と日々話題の種にされているほどである。なかでも有名なのは数年前に起こった【五大貴族】の暗殺事件で、王都では「勇者クルオスこそがその実行犯だったのではないか」とまことしやかに囁かれている。


戦闘においては魔力によって編んだ不可視のワイヤーを武器に戦う。市街地戦や屋内戦など、奇襲が高い効果を発揮する戦いにおいてその本領を発揮するが、大抵の場合、彼女が姿を現すときにはすでにその戦いは『終わって』いる。


前世からの縁があってか、勇者ターナカに並々ならぬ感情を抱いており、平時こそ彼のことを揶揄するような言動ばかりが目立つが、実際は心から彼のことを敬愛している(ターナカの生前は違うものだったはずの彼女の『一人称』にもそれが表れている)。ターナカのためであれば命を投げ出しても構わないほどの覚悟を持っているだけに、その純粋な気持ちが、時折歪んだ愛情として発露することがある。


ターナカにイディアという恋人がいることを、彼女はまだ知らない。

イドラ・イデイン・プロトス


千年以上も昔、イディアニウムが『プロトス国』だった時代に【悪王】として国民から恐れられた人物。イデイン族の父と旧プロトス王族の母の間に生まれた。


プロトス族から王権を奪ったイデイン族の祖母イディア(【女神】イディアとは別の人物)が、プロトス文化や既存の有権者に対して寛容な政治を行ったのと正反対に、イドラは独自の改革によって中央集権化を図った。貴族を主な対象とした新税制の導入や、イディアニウム騎士団の前身である【銀の兵団】の設立(軍事拡充)が主な功績である。


自身の目的のためであれば手段を選ばない性格であり、本来王権を継ぐはずであった父を始め、身内にすら容赦なく手をかけたとされている。そのため彼は国民・貴族・王家の全てから反感を買っており、最後には妹であるイディア(のちの【女神】イディア)が起こした反乱によって倒れた。


悪名ばかりが目立つ中、現イディアニウムでの歴史編纂事業においては一部、『悪王イドラによって実施された行政改革や王家主導の各種土木事業は、国内産業の活性化を促し、以降千年以上に亘るイディアニウムの平和の礎となった』と解釈する向きも出てきている。

しかし、それでもやはり『【魔王】の発生は非業の死を遂げたイドラの〝呪い〟によるものである』というイディアニウムの誰もが知る巷説が、今まさにその場所に生きる人間たちにとって、【悪王】の存在をいまだ受け入れがたいものとしている。


【魔王】として現在のイディアニウムに転生し、【黒箱城】を訪れていたターナカと邂逅を果たした。

その他の登場人物


・【勇者】


タクミ・ニーシャ/西谷 拓海

…【愚勇】の勇者。最強の勇者と名高い。現在はフテルシア島の【獣の大地】にて活動している。


ハーミット・サハラ/佐原 栄路

…【銀狼】の勇者。【愚勇】に唯一匹敵しうる存在と云われている。ゼーレン公管轄地である雪山地帯で時折目撃されている。


ミッチェル・エンド/遠藤 美千流

…【鬼骨】の勇者。マルティン公領管轄地にある『靴売り宿』の用心棒。ターナカと親交を結んでいる。


ソラ・ヨシダ/吉田 空

…【蒼穹】の勇者。王都以北全域を活動地域としており、イディアニウムの人々から『天才』と称されている。勇者クルオスに一目惚れした。


サクラ・エドガー/江戸川 咲良

…【華煙】の勇者。アルトゥール公管轄地【魔女の森】を拠点としている。【銀狼】と因縁がある。


ケイジ・ミーティア/三田 啓司

…【悪童】の勇者。王都以南【渇望の大地】に蔓延る荒くれ者たちを己の拳一つでまとめ上げた。【鬼骨】を姉貴分として慕っており、ターナカとも親交がある。


アツコ・シーヴァ/椎葉 篤子

…【連環】の勇者。普段は拠点である【蟲血ヶ浦】に引きこもっている。単独でダンジョン【歌い人の虚空】踏破を果たした。ターナカに扶養されることが夢。


クアッド/阿藤 九

…【峨々】の勇者。イディアニウム騎士団員としても活動している。【鬼骨】や【悪童】と折り合いが悪く、ターナカを敵対視している。



・イディアニウム人


ユーバ・プロトス

…イディアニウム現国王。過去に一度ターナカと対面したことがある。


ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み