第3話

文字数 1,038文字

ボロボロになった練習がえり、走ってかえるのをやめている。ジュダルはゆらゆらあるいてると、ヤンキーの一団に出会う。
「さっきから何ぶつぶつ言ってんだ?この優男」
「うるさい。」

「あ?」

その時殴りかかったヤンキーはジュダルの右手でそれをつかまれ、ジュダルはトランス状態でうつらうつらしている。ヤンキーは振りほどくと「手ーだすなよ」とヤンキーどもに声をかけ、本格的に喧嘩が始まるかにみえた。
ジュダルは手をださずボコボコにされる。地に伏してもボソボソなにか言っている。ヤンキーはジュダルの口を無理にふさぐ。
「さっきからうるせえんだよ。」

(なんで僕はここにいるんだろう?公園でふてくされてたはずなのに、そこで記憶が遠のいて気づいたら殴られていた。その間なにをしてたんだ。)

[教えてやろうか?]

「?」

そのとき大石と入れ替わった。

「さてサッカーをやろうか?」

「はあ?何言ってんだお前?」

「この身体よ我とともに契約の証し烈火の炎をつのえ、----火球!」

目の前に炎にゆれるサッカーボールが現れる。

「球遊びかいぼうや。」

「遊び?サッカーをするつもりがないなら、無理矢理にでもしてもらうぜ。」路地の障害ぶつのごみ山を崩し逃げばをなくした。

「1分だ。1分でこのボールは爆発する。そのときに持っていたものの負けだ。」

「へへいいだろう。俺がやる。こう見えてサッカーは経験者だ。というかここにいるみんなな!」

「------?」

「お前のことはしってるぜ!うちの学校の生徒さん。俺たちそこのサッカー部員を辞める際流してやったのよ。たたりの噂をな。サッカー部員がいないのは俺たちがあの女が嫌いだからさ。ふふ全くいい気味だぜ。」

ジュダルは動かない。
「逃げてー1分くらいたったよ。」
「おめーは黙ってろザキ森。」

「---------その子言う通り、なめないほうがいいよ。」
静かにボールを転がす。そしてそいつに詰め寄った。3秒して素早く離れる。

「ボン。」

どかああああああーーーっん

男は黒焦げになりヤンキーどもは逃げて帰ったが一人残った。「僕、森ザキって言います。あなたかっこいいです。サッカー部に入ります。」
そう言って去った。

「物好きも、いたもんだな。さてこれで分かったろ?俺らはツートップだ。」
大石が憑依をとくとジュダルはいつも通り笑い泣きしながら走りだした。
大石が俺の中にいるかもしれないことに喜んでいたのだ。
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