第4話
文字数 1,192文字
「新入部員が来たよ。ジュダルくん。」
飯田は喜ぶと同時に不安もあった。
(このガリガリ、使えるのかな?)
昨日のヤンキーがペコペコ頭を下げる。
「サッカー経験はありませんが、よろしくおねがいします師匠。」
「師匠!?」
飯田は思わず声を上げる。
ジュダルは大石を呼び出す。
(大石よ昨日こいつに何した?)
大石:(仲間を吹っ飛ばしたぜ)
「あんまり良くないな、それ---」
「誰と話してんのジュダルくん。」
飯田はジュダルの顔を見て何か感じるようだった。
「きみ名前は?」
「木下森ザキです。」
「木下くんなんでサッカー部に入りたいの?」
「サッカーうんぬんより、ジュダル師匠に興味があるのです。なのでサッカーを教えてください。」
「気が早いよ。基礎トレがまず先、部長命令です!」
「飯田先輩。こいつが疲れる前に実力を見ときたいですがいいですか?」
少し悩みながらこたえた。
「そう言うことならわたしも手伝うよ。グラウンドの隅しか使えないけどね。」
(憑依、大石!)
ジュダルの目つきが大石の姿をかもちだす。
「さーて木下、サッカーをしようか?」
木下除く二人がパスでボールを素早く回しながら笑っている。
「何してるんですかおふたりさん?」
「俺ら二人からボールをとってみな。」
「そう言うことですね!」
パスコースを予測して、木下は二人の間に入ると飯田はボールを誰もいないところへけって、走りこむジュダルにわたした。
ジュダルのほうに振り返った瞬間にボールはジュダルがパスし、飯田にもどる。
「パスしたら走る。これが基本ね。」
木下は二人から距離をとった。
「何してるの?とりに来なさいよ」
木下は悟っていた。
(死角をなくして、まず相手の行動を制限するんだ。)
「飯田先輩、こいつ勝ちに来てますぜ。」
首を傾げて飯田は歩み寄ろうとした瞬間のすきをついてジュダルに走り迫る。
(まずい!基本の「走る」を怠った。)
ジュダルは背中を向けて時間を少し稼ぐと飯田が走り込む。「いい線いってたわね」とぬかした時せってるジュダルをすかしてパスコースをつたい走り込む。
「王手!」
飯田は冷静に頭上にあげたらジュダルが胸トラップして、にやりと笑う。
「サッカーの基本その2、数が命。選手の数をいかせれば、パスオンリーで小学生が大学生にも勝てる。お前がパスコースを絞らせたのは見事だがそれを10回連続で読むくらいじゃないと数には勝てない。つまりは基礎トレな。」
木下は息が上がっている。
「師匠---なんで息きれないの?」
飯田と見比べそういった。
「オレ毎日60キロ走ってるからな。つまり基礎トレな。」
「60キロ!?」
「マネしなくていいよ。こいつ頭おかしいから。」
そのやりとりを木下ストーカーの矢崎が物陰で見つめていた。
「木下君はわたしのもの---」
飯田は喜ぶと同時に不安もあった。
(このガリガリ、使えるのかな?)
昨日のヤンキーがペコペコ頭を下げる。
「サッカー経験はありませんが、よろしくおねがいします師匠。」
「師匠!?」
飯田は思わず声を上げる。
ジュダルは大石を呼び出す。
(大石よ昨日こいつに何した?)
大石:(仲間を吹っ飛ばしたぜ)
「あんまり良くないな、それ---」
「誰と話してんのジュダルくん。」
飯田はジュダルの顔を見て何か感じるようだった。
「きみ名前は?」
「木下森ザキです。」
「木下くんなんでサッカー部に入りたいの?」
「サッカーうんぬんより、ジュダル師匠に興味があるのです。なのでサッカーを教えてください。」
「気が早いよ。基礎トレがまず先、部長命令です!」
「飯田先輩。こいつが疲れる前に実力を見ときたいですがいいですか?」
少し悩みながらこたえた。
「そう言うことならわたしも手伝うよ。グラウンドの隅しか使えないけどね。」
(憑依、大石!)
ジュダルの目つきが大石の姿をかもちだす。
「さーて木下、サッカーをしようか?」
木下除く二人がパスでボールを素早く回しながら笑っている。
「何してるんですかおふたりさん?」
「俺ら二人からボールをとってみな。」
「そう言うことですね!」
パスコースを予測して、木下は二人の間に入ると飯田はボールを誰もいないところへけって、走りこむジュダルにわたした。
ジュダルのほうに振り返った瞬間にボールはジュダルがパスし、飯田にもどる。
「パスしたら走る。これが基本ね。」
木下は二人から距離をとった。
「何してるの?とりに来なさいよ」
木下は悟っていた。
(死角をなくして、まず相手の行動を制限するんだ。)
「飯田先輩、こいつ勝ちに来てますぜ。」
首を傾げて飯田は歩み寄ろうとした瞬間のすきをついてジュダルに走り迫る。
(まずい!基本の「走る」を怠った。)
ジュダルは背中を向けて時間を少し稼ぐと飯田が走り込む。「いい線いってたわね」とぬかした時せってるジュダルをすかしてパスコースをつたい走り込む。
「王手!」
飯田は冷静に頭上にあげたらジュダルが胸トラップして、にやりと笑う。
「サッカーの基本その2、数が命。選手の数をいかせれば、パスオンリーで小学生が大学生にも勝てる。お前がパスコースを絞らせたのは見事だがそれを10回連続で読むくらいじゃないと数には勝てない。つまりは基礎トレな。」
木下は息が上がっている。
「師匠---なんで息きれないの?」
飯田と見比べそういった。
「オレ毎日60キロ走ってるからな。つまり基礎トレな。」
「60キロ!?」
「マネしなくていいよ。こいつ頭おかしいから。」
そのやりとりを木下ストーカーの矢崎が物陰で見つめていた。
「木下君はわたしのもの---」