わたしのSundayおじさん

文字数 762文字

ねぇねぇ 君は
Sundayおじさんって人、知ってる?



かつて


Sundayおじさんという
おじさんが いつも私の近くにいた( ¨̮ )

今は少し遠くに行ってしまって
たまにお話できる


Sundayおじさんは
大概ニコニコしている
優しい
真面目
そして回避能力に優れている


Sundayおじさん だって
冴えない日や辛い日もあったかと思う
でも周りの人にそれを 見せないように
心がけて 努力していたの かもしれない


Sundayおじさんは釣りが好き

Sundayおじさんの休日は

朝から海へ行って

魚が釣れるのを 待つ

港の岸壁に波が打ちつけられて

揺らぎのリズムで波が繰り返す

魚が釣れたら その日の夕食

夕暮れ 家路につく



私は時々
Sundayおじさんの幻を見る
ティンカーベルみたく
妖精のように現れては
ゴールドの粉をキラキラさせながら
消えていく



まるで
七福神のような表情で
一緒にいたら
福が私のところにまで
やって来そうな佇まい
手を合わしたくなる
なむなむ 笑



え?
なんでSundayおじさんって言うのかって?


昔ね おじさんは
毎日がSundayだった時期があったの
神様がくれた
ロングバケーションみたいな感じ。
今はね
毎日がSundayじゃなくなったのだけれど



わたしは Sundayおじさんを思い出すと



心が
まるで
縁側で
日向ぼっこして、
お茶を飲んで
のんびり過ごしている
休日の日曜
みたいな
温かい気持ちになれるの



そんな存在


だから
私は
今でも
Sundayおじさんって
つぶやくの


今はSundayおじさんは
おくりびとになって、
亡くなった人が新しい世界へ行く
準備やお手伝いをしている


きっと優しさを持って
真面目に
次の世界へ旅立つ
お手伝いをなさってることに違いないです



君の近くに
「君のSundayおじさん」は
いますか?



いたら
君は


ラッキーだね( *´﹀`* )
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