第1話 晩秋の石狩鍋会
文字数 792文字
季候のいい調整区域にも四季はある。
春、初夏、秋、晩秋のような穏やかな季節の推移。
今は晩秋。少し肌寒い季節。本州では東央都でも雪がチラつくようになったらしい。
今日は見事な鮭をクローブが搬入したので、石狩鍋会。
料理スキル搭載のジンジャーが見事にさばいてくれた。
夕飯はクローブのリクエストで、石狩鍋の雑炊の予定。
食事と後片付けも終わり、チラホラ数名ずつ去ったあと。
いつも通りの賑やかなワンシーン。
ふとミリンが携帯用モニターを見る。