第２話：株投資開始、結婚と不況
文字数 2,041文字
その電話でＮＥＣ株の気配値が１３５円と安いと言われた。それを聞き高遠幸二は、証券会社の担当者にＮＥＣ株１万株、成り行き買い注文を出した。すると１３５万円で買え、残金が１５万円と担当者が言った。１９７２年４月に高遠幸二は、同じ職場で働く、幼なじみの戸川澄美さんにプロポーズした。そして、戸川さんの実家を訪ねて、ご両親から２人の結婚の承諾をもらった。
そして、自分の両親にもこの話をした。その後、１９７２年１１月７日、高遠幸二と澄美は、船橋市内の結婚式場で結婚式を挙げた。しかし、仕事を優先して新婚旅行は、お預けとした。３月２０日、熊本地裁で水俣病訴訟で患者側の主張を全面的に認める判決を下した。８月１４日の早朝、証券会社から高遠幸二に電話が入った。１０月６日には、第４次中東戦争が勃発した。
１０月１６日には、湾岸６か国が原油７０％の値上げに踏み切った。１０月１７日、ＯＡＰＥＣ「石油輸出国機構」が原油生産削減を決定した。それにより石油ショツクとなった。その結果、１１月２日、日本でも石油ショックでガソリン・紙など品不足し、スーパーマーケットに買いだめ客が殺到した。１１月６日、大手電機各社が節電のため大都市のネオンサインを消した。
１１月２３日、ガソリンスタンドの日曜・祝日休業を実施した。１２月、紙不足で新聞･雑誌の頁が減った。１９７４年が明けると、１月、民放各社が電力節約で深夜放送中止「ＮＨＫ,１１時で放送終了」、東京・大阪の国電が昼間の暖房を停止した。１月１７日、東京・三鷹の住民が中央物産の倉庫から洗剤１万箱を発見。２月６日にはゼネラル石油の｢石油危機は千載一遇のチャンス｣との文書配布が発覚した。
２月２０日には、伊藤忠商事の生活関連物資を隠匿した事実が発覚した。５月、地価上昇率が史上最高の３２.４％となった。５月１１日、足尾鉱山鉱毒事件で古河鉱業が補償金１５億５千万円を支払う旨の調停案が成立し、百年公害に初の和解が成立した。日本の不景気のさなか１０月、立花隆が『田中角栄研究一その金脈と人脈』を『文藻春秋』１１月号に掲載された。
そのため、田中金権への批判広まり参院大蔵委員会で紛糾した。１１月２６日、田中首相が辞意を表明した。すると、待っていた様に福田赳夫と大平正芳の後継争が勃発した。１２月４日、自民党両院議員総会で副総裁の椎名悦三郎の裁定によって三木武夫を総裁に選出した。この年の経済実質成長率がマイナス０.５％と戦後初のマイナス成長となった。
消費者物価２４.５％上昇の狂乱物価でスタグフレーションが問題化した。１９７５年が明けると２月に完全失業者１００万人を突破し不況が深刻化した。３月９日、自民党が会費６万円の｢政経文化パーティ｣開催し、国民の反感を買った。５月２５日、日本ダービーでの馬券売上げが史上最高の１１９億６千万円を記録した。９月１７日、政府は、第４次不況対策を決定した。
その中で東北･上越新幹線など公共事業費８千億円の追加を決定した。やがて、１９７６年が明けると２月に父、高遠幸二と澄美の長男として高遠利彦が生まれた。そして、母の澄美の３ヶ月間の産休が終わると長男の高遠利彦を高遠幸二の実家のある佐倉の実家に預けて一生懸命に船橋ヘルスセンターで働いた。その甲斐なく１９７７年５月５日に船橋ヘルスセンターは閉園した。
仕方なく、高遠幸二と奥さんの澄美さんは、船橋競馬場の中で働いた。高遠幸二が競馬場の掃除係で働き、奥さんは、売店で販売の手伝いをした。この頃、２人とも競馬に興味を持ち始めた。しかし、給料は２人合わせて１０万～１２万円と少なかった。それでも、競馬場での食事代が無料であり助かった。１９７８年が明けると５月２０日、機動隊１万人の厳戒体制の中、成田空港開港式が行われた。
その同日、反対同盟の総決起集会が開かれた。８月１２日、日中平和友好条約が調印された。１０月３１日、円高となり１ドル・１７５円５０銭を記録。１９７９年が明けると１月１７日、国際石油資本「メジャー」が対日原油供給の削減通告し、第２次石油ショックとなった。１月２５日、上越新幹線の大清水トンネル貫通し、２万２２２８メートルの世界最長の山岳トンネルとなった。
３月、インベーダー・ゲームが日本で流行し始めた。３月１５日、日本政府がビル暖房１９℃以下などの石油消費削減対策を発表した。７月、ソニーがヘッドホン・ステレオ｢ウォークマン｣を新発売し、その後、若者を中心に爆発的に売れた。１９８０年が明けると４月２５日、日本政府は、日本オリンピック委員会にモスクワ大会不参加の最終見解を発表した。
１９８０年５月２４日、ＪＯＣ「日本オリンピック委員会」総会で異例の採決をして２９対１３でモスクワ五輪不参加を決定した。その後、１９８０年１０月、以前に勤めていた船橋ヘルスセンターの跡地に商業複合施設「ららぽーと船橋ショッピングセンター」が開設されるという怪情報が耳に入った。
そして、自分の両親にもこの話をした。その後、１９７２年１１月７日、高遠幸二と澄美は、船橋市内の結婚式場で結婚式を挙げた。しかし、仕事を優先して新婚旅行は、お預けとした。３月２０日、熊本地裁で水俣病訴訟で患者側の主張を全面的に認める判決を下した。８月１４日の早朝、証券会社から高遠幸二に電話が入った。１０月６日には、第４次中東戦争が勃発した。
１０月１６日には、湾岸６か国が原油７０％の値上げに踏み切った。１０月１７日、ＯＡＰＥＣ「石油輸出国機構」が原油生産削減を決定した。それにより石油ショツクとなった。その結果、１１月２日、日本でも石油ショックでガソリン・紙など品不足し、スーパーマーケットに買いだめ客が殺到した。１１月６日、大手電機各社が節電のため大都市のネオンサインを消した。
１１月２３日、ガソリンスタンドの日曜・祝日休業を実施した。１２月、紙不足で新聞･雑誌の頁が減った。１９７４年が明けると、１月、民放各社が電力節約で深夜放送中止「ＮＨＫ,１１時で放送終了」、東京・大阪の国電が昼間の暖房を停止した。１月１７日、東京・三鷹の住民が中央物産の倉庫から洗剤１万箱を発見。２月６日にはゼネラル石油の｢石油危機は千載一遇のチャンス｣との文書配布が発覚した。
２月２０日には、伊藤忠商事の生活関連物資を隠匿した事実が発覚した。５月、地価上昇率が史上最高の３２.４％となった。５月１１日、足尾鉱山鉱毒事件で古河鉱業が補償金１５億５千万円を支払う旨の調停案が成立し、百年公害に初の和解が成立した。日本の不景気のさなか１０月、立花隆が『田中角栄研究一その金脈と人脈』を『文藻春秋』１１月号に掲載された。
そのため、田中金権への批判広まり参院大蔵委員会で紛糾した。１１月２６日、田中首相が辞意を表明した。すると、待っていた様に福田赳夫と大平正芳の後継争が勃発した。１２月４日、自民党両院議員総会で副総裁の椎名悦三郎の裁定によって三木武夫を総裁に選出した。この年の経済実質成長率がマイナス０.５％と戦後初のマイナス成長となった。
消費者物価２４.５％上昇の狂乱物価でスタグフレーションが問題化した。１９７５年が明けると２月に完全失業者１００万人を突破し不況が深刻化した。３月９日、自民党が会費６万円の｢政経文化パーティ｣開催し、国民の反感を買った。５月２５日、日本ダービーでの馬券売上げが史上最高の１１９億６千万円を記録した。９月１７日、政府は、第４次不況対策を決定した。
その中で東北･上越新幹線など公共事業費８千億円の追加を決定した。やがて、１９７６年が明けると２月に父、高遠幸二と澄美の長男として高遠利彦が生まれた。そして、母の澄美の３ヶ月間の産休が終わると長男の高遠利彦を高遠幸二の実家のある佐倉の実家に預けて一生懸命に船橋ヘルスセンターで働いた。その甲斐なく１９７７年５月５日に船橋ヘルスセンターは閉園した。
仕方なく、高遠幸二と奥さんの澄美さんは、船橋競馬場の中で働いた。高遠幸二が競馬場の掃除係で働き、奥さんは、売店で販売の手伝いをした。この頃、２人とも競馬に興味を持ち始めた。しかし、給料は２人合わせて１０万～１２万円と少なかった。それでも、競馬場での食事代が無料であり助かった。１９７８年が明けると５月２０日、機動隊１万人の厳戒体制の中、成田空港開港式が行われた。
その同日、反対同盟の総決起集会が開かれた。８月１２日、日中平和友好条約が調印された。１０月３１日、円高となり１ドル・１７５円５０銭を記録。１９７９年が明けると１月１７日、国際石油資本「メジャー」が対日原油供給の削減通告し、第２次石油ショックとなった。１月２５日、上越新幹線の大清水トンネル貫通し、２万２２２８メートルの世界最長の山岳トンネルとなった。
３月、インベーダー・ゲームが日本で流行し始めた。３月１５日、日本政府がビル暖房１９℃以下などの石油消費削減対策を発表した。７月、ソニーがヘッドホン・ステレオ｢ウォークマン｣を新発売し、その後、若者を中心に爆発的に売れた。１９８０年が明けると４月２５日、日本政府は、日本オリンピック委員会にモスクワ大会不参加の最終見解を発表した。
１９８０年５月２４日、ＪＯＣ「日本オリンピック委員会」総会で異例の採決をして２９対１３でモスクワ五輪不参加を決定した。その後、１９８０年１０月、以前に勤めていた船橋ヘルスセンターの跡地に商業複合施設「ららぽーと船橋ショッピングセンター」が開設されるという怪情報が耳に入った。
