もし最終決戦で敗北したら ~ナルシェ編~ 

文字数 3,220文字

 苦しみ……それは絶望の色……

クジャード達に負けてしまった一行だがタツヤだけは元の世界に戻された。

———ゲインズ王国町内にて———
異世界から来た女傭兵は任務を終えて帰還しようとしていた所、王族が棺を運んでいる所を見た。

「…何だろあれ?」

女傭兵が棺を追おうとした時、無線機から連絡が鳴った。

「はい、こちらアイリスです」

「早く帰れ」

!!

次の瞬間アイリスの身体が勝手に動きだし、いつの間にか彼女は魔法陣に乗っていた。
魔法陣に乗った瞬間、

ギュィィィィィィイン!!

と魔法陣が起動し元の世界に帰って行った。

 ———アイリス帰還後、ゲインズ王城の玉座にて———

「いやぁ、まさかこんな上物が獲れるだなんて思ってもみませんでしたよクジャード様」

「気に入ってくれたかい、何よりだぜ」

クジャードと呼ばれた男と青い髪の中年男が玉座で話をしていた。

「それでその女をどうするつもりだ? ヒュプノスよぉ?」

ヒュプノスと呼ばれた男は嬉しそうに、

「私の玩具にします! 勝者は何をしても良いという事実を突きつけてやります! よろしいでしょうか…?」

と聞き返した。

「そうかい まぁ何でもいいぜ 好きにしな お前ぇのモンだそいつぁ」

「さっすがー!! クジャード様は話が分かるぅ!! では別室にて楽しませて頂きますのでこれにて」

そういうと棺を抱えてヒュプノスはそそくさと玉座を後にした。


———ゲインズ王城 別室———


「う、うぅーん…ここどこや…確かクジャードの罠に嵌ってそれから…て、なんやこの格好!?

目を覚ました頭巾の少女は自分の格好に驚愕した。
気づくと両腕を縛り上げられ天井に吊るされていた。
更に変な椅子に座らされ両足首を鎖で吊るされており素足を差し出すかのように晒した極めて恥ずかしい格好をしていた。
よく見ると彼女の靴は正面の天井に吊るされていた。

「な…なんやこれ…!」

自分の置かれた立場に困惑を隠せずにいると後ろから声がした。

「ふひゅひゅひゅひゅひゅ…目を覚ましてくれたかなぁ~? ナルシェちゅわぁぁぁぁん❤」

!! おどれは…!」

「そうだょ ヒュプノス・キスリングだょ 君を捕らえて連れてきたのは僕だょ」

「こうなったら縄外して……!!? な、なんやて…?」

ナルシェは両腕だけでなく両手指まで縛られて指一本動かせない状態であった事を悟った。

「何がしたいねや!! さっさと縄外せやぁ!!!」

「縄外せと言われて外すほど僕は馬鹿じゃないょ」

そういうとヒュプノスはナルシェの正面に立った。

「気色悪いんじゃこのキチガイがあああぁぁぁ!! そっち立つなやあああああぁぁぁ!!!」

怒号が別室に鳴り響くがヒュプノスは無視した。
そう、彼は重度の足裏フェチであった。

「叫んでも誰も助けに来ないょ 君はこれから僕の玩具になるんだょ」

そう言いながらナルシェの足裏を舐め回すかのように観察した。
ナルシェはハインツ公国では一流の技術士である。
そしてヒュプノスにとっては大変喜ばしいことに足裏もまた一級品であった。
普段は外に露出する機会など殆どない彼女の足裏を見て絶頂すら覚えていた。
綺麗な薄桃色の肌に丁度いい位の足長、赤みがかった艶のある母指球にギリシャ型の綺麗な足指の並び、ふっくらした足指の付け根にスラっとした形が窺える土踏まず、丸みを帯びた踵、それら全ての部位が程よく肉付いた情欲をそそる妖艶な足裏の形状に。

これから誰にも邪魔をされずに戦いの勝利者として敗北者たる彼女の足裏を思いのままに堪能できるという事実に彼は無上の喜びを感じていた。

「お嬢さんハァハァ…ねぇいいでしょお嬢さんハァハァ……」

「……ッ!! 覚えとれや…おどれのような害獣は絶対殺しやげたるッ!! クジャード共々この世で一番惨い最期を迎えさせたるわぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!」

ギンギンに勃起した下半身を見てナルシェは怒りと怨念と憎悪と侮蔑に満ち溢れた怨言を口にした。
彼女自身これからどうなるか予想がついていたが…。

「おっと、下拵え(したごしらえ)を忘れていた」

そう言うとヒュプノスはナルシェに奇妙な呪文を掛けた。

「○△◇□×□△◇×※□×△◇※□×!?

「舌を噛めなくしておいたょ 自殺なんか許さないょ? 」

!!!」

「僕ちん楽しみたくてしょうがないんだよぉ…だから君の足裏を心いくまで舐めまわしてほじくり回して楽しんでもいいでしょハァハァ…もう我慢できないよぉぉ!!

そう言った瞬間、彼女は自分の足裏がヒュプノスの舌で舐められる感覚を感じた。

ピチャッピチャックチュッ…。

「うきぃぃぃぁぁぁぁ!! はぁぁはっはぁぁぁっ!!

次の瞬間ナルシェは想像を絶するくすぐったさに身をよじった。

土踏まず、踵、指の付け根から母指球と足指と余す事なく彼の舌が這いまわった。

彼の抜群の舌裁きで彼女はあっという間に絶頂しかけた。

しかし彼女は歯を食いしばって耐えようとした。

(ぜ、絶対……満足……なんか……させへんで……!!)

歯に罅が入りそうになるほどに食いしばって耐えようとしていた。

だが一向に彼の舌は遅くなる様子を見せず、それどころか動きはどんどん激しくなりくすぐったさも体中を駆け巡る程に強烈になっていった。

一分と待たずナルシェの顔は汗だらけになり、笑いが口から込み上げてきた。

(あ、あかん……イッてまう…… ハッ…まさか…こ、こいつの舌で…!? 嫌や…それだけは絶対に嫌やぁぁぁぁぁぁ!!…)

窒息しそうになりながらも必死に耐えるナルシェだったが徐々に限界は近づいていた。

舌で足指を弄られ、足指の付け根や母指球や踵を掻き回され、土踏まずをほじくり回され、羞恥心とくすぐったさで一杯であった。

(も、もう……限界や……耐えられ……へん……)

徐々に唾液と舌が彼女の足裏を敏感にしていき、彼の舌が彼女の右の土踏まずを駆け巡った瞬間ついに、

「ぎぃえぇぇあああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛はっはははばひゃっひゃっひゃっひゃひゃひゃはやひゃははは~~あぁぁあ゛あ゛゛あ゛ぁはひゃっへはひゃひゃはあ゛あ゛ぁぁぁ!!

ナルシェは肺が張り裂ける程に大笑いした。子供のように泣きじゃくり、あまりのくすぐったさに激しく頭をのけぞらせながら。

しかし、ヒュプノスはそうなってなお舌でナルシェの両足裏をいじくり回すのを止めなかった。

あまりのくすぐったさと羞恥心にナルシェは何度も窒息しそうになりながら、狂ったかのようにけたたましい笑い声を出し続け、絶頂しつづけていた。

そして母指球と足指の付け根を舌が駆け巡った瞬間、

「ぎぃぇあっひゃひゃははやはややひゃはやははやはやはあぁぁっははははぁぁぁあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁぁっぁあっぁぁ……」

失禁しながらナルシェは気を失ってしまった。

その様子を見たヒュプノスはようやく彼女の足裏を舌で舐め回すのを止めた。汗と涙でぐしょぐしょになって気絶したナルシェの頬を舌で舐め、

「クヒヒヒヒ…イッたな?これで貴様は俺の玩具になる第一歩を踏んだという訳だ…これから徐々に仕上げていこう 俺の完全なる玩具になるようゆっくりとな…」

そう言って天井に引っかけられていた彼女の靴を燃やした。

「足裏奴隷には靴も靴下も必要ない 俺の足裏への舌裁きで絶頂しさえすればそれでいい これから毎日俺の舌裁きを貴様に味わわせてやろう」

その宣言通り、足裏責めの拷問は明日も明後日も毎日続いた。

ナルシェは狂った叫び声を上げながら絶頂する日々を繰り返し、心にビキビキと罅が入っていき、精神も記憶も摩耗し崩壊していった。

そしてついにはくすぐられてないのに狂った叫び声を上げる可哀想な奴隷へとなり果てたのであった。

今日も奴隷の狂った笑い声が王城の別室でこだまする…。

「ぎぃぇあっひゃひゃははやはややひゃはやははやはやはあぁぁっははははぁぁぁあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁ!!!」

————————————————BAD END2 絶頂奴隷————————————————————
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登場人物紹介

Hello! My name is mamyudapao3!


I'll introduce characters of Tatsuya's Humanity Manual.


Please take a look before reading the main story!!

(こちらの画像はMasterPants様より、小説の表紙のイラストは忠藤いづる様およびヤエヤマ様から頂きました 感謝!!)


【ラドン帝国】

ラドン

28歳 177cm 51kg 男性 ラドン帝国皇帝 極めて残忍かつ猟奇的な性格


エクレール・キスリング

38歳 182cm 75kg 女性 ラドン帝国本隊キスリング中隊隊長 元ゲインズ王国親衛隊キスリング隊隊長

異常性癖者


ヒュプノス・キスリング

38歳 177cm 70kg 男性  ラドン帝国本隊キスリング中隊隊長参謀 元ゲインズ王国親衛隊キスリング隊参謀

異常性癖者 エクレールの夫


ティルド

??歳 191cm 90kg 男性 神人

極めて傲慢な性格をした冷血漢


劉虎龍

40歳 201cm 110kg 男性 劉華団団長

金と権力の亡者


明生

25歳 178cm 68kg 男性 劉華団副団長

劉虎龍の犬


【VIDENT】

ステラ・アグニス

27歳 183cm 71kg 女性 ヴァルハラ帝国直属特殊部隊VIDENTのコマンダー

表向きはヴァルハラ帝国皇帝の愛人


アイリス・ブラウン

22歳 172cm 57kg 女性 ヴァルハラ帝国直属特殊部隊VIDENTのメンバー


レーチェ・ネーヴァ

23歳 168cm 59kg 女性 ヴァルハラ帝国直属特殊部隊VIDENTのリーダー

表向きは口の聞けない言語障碍者(実は言語障碍者ではない)


【犠牲者】

レナリア・メーヴェラック

24歳 165.5cm 49kg 女性

フルーレ公国のレンジャー

実はM(ただし愛した人間に限る)


アニータ・バーンズ

29歳 169cm 58kg 女性

元ゲインズ王国親衛隊隊員

父の不祥事で家が没落した過去がある


ナルシェ・グラウバー

18歳 155.5cm 47kg 女性

ハインツ公国出身の技術士

元々は孤児だった

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