第4話
文字数 2,019文字
ヨウコは電車が違うレイカとそこで別れて、下り列車に乗ってひとつ隣の駅、白砂台駅に下車した。
そこから家まで住宅街を歩いて五分ちょっと。
以前のとある事件に巻き込まれた際に、異世界からきた謎の怪人に体をいじられて謎の改造を施されてスーパーコタローになった僕は、その後すぐヨウコといっしょにレイカを救うためのミッションに挑みそれを成し遂げた。そして皆無事でこの元の世界に帰ってくると、僕は普通の姿に戻っていて時空を超える力も言葉を話す能力も失なってしまったが、なぜか物事を俯瞰する神視点で物事を見る能力だけは残っていたのだった。
以前からこの物語を呼んでいた読者は、今回の物語の冒頭から違和感を感じたかもしれない。
つまり僕はその場にいなくとも遠隔地から状況を伝える能力を手に入れたのだ。だからこれからはもう、物語を作るのに面倒くさい設定のことを考えず都合よく書ける、と作者も喜んでいるようだ。
To be continued.