第1話 紅ナプキンちゃん

文字数 459文字

満月の夜、紅ナプキンちゃんは憂鬱であった。

というのも、月一回の女の子の日を迎えていたからである。

あー憂鬱だわ。

お腹が痛いし、頭も何かズキズキする。

成人した女性だから、仕方ないか。

窓から入ってくる生温かい風。
わおーん。わおーん。
遠くで、オオカミのような遠吠え。
いやだわ、ケモノの匂いがする。
何故か貞操の危機を感じる紅ナプキンちゃん。
ガラッと!
窓から不審者が侵入。
あっ、あなたは誰?

(セコム入っていればよかったわ)

俺は、オオカミ漢だ。

おまえをだーべちゃうんだぞ。

あなたは、カニバリズム?

未開の方?

ちがーう!

おまえのオ○ンコをいただくのさ。

さっ、パンツをさっさと脱ぎな。


おいにくさま!

生憎と今日は無理よ。

できないわ。

なっ、何故だ?
なぜなら、今日は女の子の旗日だからよ。
黄金週間??!

しっ、証拠を見せなさい!

ほれっ。
紅ナプキンちゃん、鮮血に染まったオ○ンコと紅ナプキンをご開帳。
わおーん。

こりゃ、無理。さいなら。

窓から退散するオオカミ漢。
成敗完了っ!
こうして、紅ナプキンちゃんは貞操の危機を免れたのでした。

めでたし、めでたし。

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