第2-2話 つるの恩返し(2)
文字数 700文字
○東京鶯谷、圭太の自宅 2:00AM
台風が関東に上陸し、外は横殴りの雨。
ヒューガタガタっ!
トントンっ!トントンっ!
すみませーん!
律儀に身繕いをして、玄関に向かう圭太。
そこには、雨でずぶ濡れになった童女が立っていた。
少女の運動靴はボロボロ、足が化膿している。
感激のあまり、泣き出す娘。
シャーっ、シャー
(温水シャワーの音)
どうだ、あったかくて気持ちいいだろ?
うんっ。
…(まだ、恥毛の生え揃っていない。パイパン○んこだ。
何か、興奮するなあ。あ、いけない。条例違反だぞ)
圭太は、少女の身体を洗うと自らのジャージを着せ、
傷の手当てをして、食事を与えることにした。
温食を少女に与えるココロ優しい圭太。
泣きながら、温食をがっつく少女。
色々と想いを巡らす圭太であった。