第３話女権について
文字数 2,029文字
これについては、長らくは中学生、または中学生でもしないような性認識を持っていた私には考えるところであった。
世の男性諸氏と同じようにソフトではあるものの、ポルノグラフィーのお世話になっている、なってきた。これに出てくるグラビアアイドルまたはポルノ女優は、偶像なので、本人では(正しくは)ないので、偶像崇拝よろしくお世話になっていいのだが、素人の女性にポルノグラフィーと同じものを求めてはいけない。ポルノグラフィーの存在とは、性犯罪抑止にもつながるので、酒、タバコと同じく必要悪かと思われる。もしポルノグラフィーがなかったら、どういったところで、相手もいなけりゃ、相手がいても許可がおりない場合、性欲動を発散させていいものか、と思うからだ。
さて、人間存在とは、生まれ出た頃から、社会の一員であり、幼い頃は、お菓子やおもちゃを買ってもらえなくて泣いたりするが、物心もつき始めれば、自分で、親に支配、侵害されることなく、主体性を持ち、自分の人生の事柄を決定していく存在だ、と私は思っている。人のために生きたとしても、そこに主体性があれば、それでよし、と思う。ポルノグラフィーに出て、女優への登竜門をくぐるも、主体性があればよしと思う。魅力的だったら、私と同じくして男性諸氏は喜ぶし(笑)。
女権、ということを考えた場合、誤解を生みやすいのは性交渉だと思う。私はアダルトビデオくらいしか知らないけれど、女性が、はた目には、受動的に見えるからである。
ただ、これは大いなる誤解である。受動的なように見える性交渉の女性は、能動的な存在なのだ。それを証拠に、夫婦や、恋人同士には女性にきちんと拒否権があると思う。ついでに恋人がいたこともない私が言うことではないが(笑)。拒否権が存在する以上、女性が主導権を、波動拳を(これは違うか)握っているのである。この点、リクエストするカップルの男性にも、女性にも、主体性があると言える。世界は女で回っている、なんて映画も存在するはずである。
十数年前、じゃりン子チエの声優の中山千夏さんの講演を聞いた。権利、Rightをみんなが持っています、と話されていた。基本的人権や、幸福(これまた定義が難しい話だが)を希求したり、最低限度の健康で文化的な生活をする権利、誰からも侵害される筋合いのない権利、と様々な権利を人は持つ。時に侵害された時は、そんな輩は避けていいし、闘ってもいい。
とまあ、中山さんのお話を聞いたあと、質問コーナーで、これまた十数年の仲間が、「今まで女性と生まれたことを誇りに思ったことがありますか？」と質問した。そのあまりの率直さに、若い私は失笑を漏らしてしまったのだが、ここが私の人間的に不出来な点だとこないだ、この友人の質問を思い出して、恥じた。Rightについて、お話に来られた方に、まさに女権を実感しているか、と質問したのだ。なんと素晴らしい質問だろう。
中山さんが、その時、どう答えたかは、恥ずかしながら忘れてしまったが、女として生まれて感じる誇りは、たくさんあると思う。若い頃は、素敵な男性(最近、この辺りの権利が難しくなってきているけど)を愛したり、または、子供を生んで母になったり、または、そういうのに後ろ髪引かれながらも歯を食いしばって仕事に精出すも誇りある生き方だ。色んな、女性である誇りがある、とジェンダーが違う私からも推測される。
ここには、ちゃんと、女性として生まれた上での主体性がある。先述した通り、人間らしい、または人間冥利ある生き方である。
社会、また、他者は、この、個人が、個人競技であれ、団体競技であれ、主体性を持ち行動するのを侵害してはならない。また、主体性も持たずに、流されるまま生きてはいけない。男性でも女性でも。流されて生きては、老いてから後悔するであろう。満足いかない人生となるであろうことが予測されるからである。
主体性、は、持とうと思えば、持てるものだ。才能などではない。パチンコに行きたい、にも主体性があればいいと思う。女遊びがしたい、にも(法に触れるかもしれないけど(笑))、主体性があればいいと思う。引っかかるねーちゃんにも、ナンパに引っかかるところへ主体性があれば、それでいいのかもしれない。ただし、そんな軽薄な生き方で後悔しなければ、だけど。これらの主体性には、敢えて遊びを挙げてみたけれど、これをしている時間に、本の一冊も読めたり、同じ金使うにも、高尚な芸術に触れたりすれば、随分と主体性にも効果が望めるのではないか。こんな風に、私より文章がずっと上手ければ、作文でもしてみればいいし、絵が上手なら絵を描いてもいいと思う。
このように、世界には、男女を問わず、能動的な、主体性を持ち、生きる存在しかいない。同調圧力に屈していようと、いつか目は覚めるはずである。醒めなかったら、もったいなかったと思う。
ふと、数日前の夜に思い出した友人の発言から、こんなことを考えた。(終わり)
世の男性諸氏と同じようにソフトではあるものの、ポルノグラフィーのお世話になっている、なってきた。これに出てくるグラビアアイドルまたはポルノ女優は、偶像なので、本人では(正しくは)ないので、偶像崇拝よろしくお世話になっていいのだが、素人の女性にポルノグラフィーと同じものを求めてはいけない。ポルノグラフィーの存在とは、性犯罪抑止にもつながるので、酒、タバコと同じく必要悪かと思われる。もしポルノグラフィーがなかったら、どういったところで、相手もいなけりゃ、相手がいても許可がおりない場合、性欲動を発散させていいものか、と思うからだ。
さて、人間存在とは、生まれ出た頃から、社会の一員であり、幼い頃は、お菓子やおもちゃを買ってもらえなくて泣いたりするが、物心もつき始めれば、自分で、親に支配、侵害されることなく、主体性を持ち、自分の人生の事柄を決定していく存在だ、と私は思っている。人のために生きたとしても、そこに主体性があれば、それでよし、と思う。ポルノグラフィーに出て、女優への登竜門をくぐるも、主体性があればよしと思う。魅力的だったら、私と同じくして男性諸氏は喜ぶし(笑)。
女権、ということを考えた場合、誤解を生みやすいのは性交渉だと思う。私はアダルトビデオくらいしか知らないけれど、女性が、はた目には、受動的に見えるからである。
ただ、これは大いなる誤解である。受動的なように見える性交渉の女性は、能動的な存在なのだ。それを証拠に、夫婦や、恋人同士には女性にきちんと拒否権があると思う。ついでに恋人がいたこともない私が言うことではないが(笑)。拒否権が存在する以上、女性が主導権を、波動拳を(これは違うか)握っているのである。この点、リクエストするカップルの男性にも、女性にも、主体性があると言える。世界は女で回っている、なんて映画も存在するはずである。
十数年前、じゃりン子チエの声優の中山千夏さんの講演を聞いた。権利、Rightをみんなが持っています、と話されていた。基本的人権や、幸福(これまた定義が難しい話だが)を希求したり、最低限度の健康で文化的な生活をする権利、誰からも侵害される筋合いのない権利、と様々な権利を人は持つ。時に侵害された時は、そんな輩は避けていいし、闘ってもいい。
とまあ、中山さんのお話を聞いたあと、質問コーナーで、これまた十数年の仲間が、「今まで女性と生まれたことを誇りに思ったことがありますか？」と質問した。そのあまりの率直さに、若い私は失笑を漏らしてしまったのだが、ここが私の人間的に不出来な点だとこないだ、この友人の質問を思い出して、恥じた。Rightについて、お話に来られた方に、まさに女権を実感しているか、と質問したのだ。なんと素晴らしい質問だろう。
中山さんが、その時、どう答えたかは、恥ずかしながら忘れてしまったが、女として生まれて感じる誇りは、たくさんあると思う。若い頃は、素敵な男性(最近、この辺りの権利が難しくなってきているけど)を愛したり、または、子供を生んで母になったり、または、そういうのに後ろ髪引かれながらも歯を食いしばって仕事に精出すも誇りある生き方だ。色んな、女性である誇りがある、とジェンダーが違う私からも推測される。
ここには、ちゃんと、女性として生まれた上での主体性がある。先述した通り、人間らしい、または人間冥利ある生き方である。
社会、また、他者は、この、個人が、個人競技であれ、団体競技であれ、主体性を持ち行動するのを侵害してはならない。また、主体性も持たずに、流されるまま生きてはいけない。男性でも女性でも。流されて生きては、老いてから後悔するであろう。満足いかない人生となるであろうことが予測されるからである。
主体性、は、持とうと思えば、持てるものだ。才能などではない。パチンコに行きたい、にも主体性があればいいと思う。女遊びがしたい、にも(法に触れるかもしれないけど(笑))、主体性があればいいと思う。引っかかるねーちゃんにも、ナンパに引っかかるところへ主体性があれば、それでいいのかもしれない。ただし、そんな軽薄な生き方で後悔しなければ、だけど。これらの主体性には、敢えて遊びを挙げてみたけれど、これをしている時間に、本の一冊も読めたり、同じ金使うにも、高尚な芸術に触れたりすれば、随分と主体性にも効果が望めるのではないか。こんな風に、私より文章がずっと上手ければ、作文でもしてみればいいし、絵が上手なら絵を描いてもいいと思う。
このように、世界には、男女を問わず、能動的な、主体性を持ち、生きる存在しかいない。同調圧力に屈していようと、いつか目は覚めるはずである。醒めなかったら、もったいなかったと思う。
ふと、数日前の夜に思い出した友人の発言から、こんなことを考えた。(終わり)
