第2話

文字数 336文字

僕はその不満を、君に目茶苦茶に伝えた。
「今すぐ来てください」
「すごく大変です」
「仕事もいちばん稼ぎ時、それを削られてます」
「僕ひとりでした事なんでしょうか?」
業を煮やし電話した翌日の君のお昼休み、君は逆ギレし、「昼休みあと15分なんだけど。ごはん食べられない」と。
ああそうか。
いつも目先が大事なんだ。
良いぞ。
僕は怒ってる。
どうせ僕は何もしてやれない。
彼女は素晴らしい女性だと思う。
戻るな。
このまま離れよう。
思えば彼女に合わせて来た。
もう10年以上。 
くたびれたよ。
僕は彼女に都合良く置かれて水やりもされない観葉植物みたいだった。
ただ、家具の間に隙間があるからと。
もう知るもんか。
思いつく限り彼女が傷付くであろう事を一方的にLINEしてはブロック。
これで流石に嫌われたろう。
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