第4話 平成末期座薬合戦なにこれ 後編
文字数 1,275文字
ご主人様
敗北を認めてください
挿入された模擬座薬は
私は0で
ご主人様は2
どうあがいても勝てませんわ
まだだ……まだぼくは戦える
それが人類代表としての使命だ!
ふふ
そんな悠長なセリフを
披露しているばあいではございませんよ?
あと少しで
模擬座薬が超強烈下剤に変化します
降伏するなら
そうですね
おむつぐらいは履かせてあげます♥
(くっ……どうする?)
(全裸になった女の子の超絶スピードはまるで想定外)
(やみくもに攻撃をしかけてもかわされる)
あらあら
そんなに足をとじちゃって
男子お得意の○ン○ンブラブラもできませんわね♥
やってやる!
かかってこい!
おまえの狙いはここだろう!?
お尻をつきだしている!?
なんのマネですか
かわいい出口がまる見えですよ?
(読めましたわ)
(私のスピードがどんなに速くても)
(狙いが定まっていれば迎撃できる そう考えていますわね)
おもしろい!
私のスピードに
人類ごときの反射神経で
反応できるかしら!
はっ!
なに!?
こっちに向けて
突進してくる……ですって!?
しまった……ですわ!
この……
この体勢は……
この恥ずかしい体勢は!
どうした!
うしろにでんぐり返ししちゃったな!
最高に恥ずかしい部分がまる見えだぜ!
くっ!
この体勢は○ン○リ返し!
ならば
このまま一回転して……
え!
壁が!?
くう……
女の子相手にいっさいのちゅうちょなし
なんという強靱なメンタル
私はご主人様を
見くびっていたようですわ
ええ
でも先に超強烈下剤に変化するのは
ご主人様の体内の模擬座薬ですわね
手の内をあかすのが早すぎたな
おそらく模擬座薬は熱によって
超強烈下剤に変化するのだろう?
だから
ぼくはおまえに挿入する直前まで
模擬座薬を握り締めていた!
この高熱の手のひらでな!
くっ……
そのとおりよ
これでおたがいに
残された時間はわずかね!
もちろん
ぼくもおまえをトイレには行かさない
おわりだ
どのみち勝てない戦いだ
おまえを道連れにして
ぼくは果てる
そうだわ
どうせならこの最後の1発を
おたがいに入れっこしません?
う……はやくしないと
さあ
布団に寝転んで
数字の6 と9 が向かい合わせに
なるように
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