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文字数 719文字

 店を出ると。

「さて、街の治安でも、守りながら帰りますかね」

とほろ酔いで空を見上げた。
 そこには大きな星が輝いていた。俺は、

「北極星かな?ポラリス?」

とじーっと見ていた。すると、その星はどんどん大きくなっていった。
 何だ?何だ?飛行機か?
更に大きくなっていった。
 ミサイル?まさか?!
と思って見ている光は、3メートル大の光の塊に成っていた。

 それからの記憶が曖昧だ。
夢でもみたのかも知れない。
俺はベッドに寝かされていた。光溢れる部屋で髭面の二人に何かされていた。
一人の男がニヤリと笑った。
嫌な笑い顔ではなかったので、俺も微笑み返した程だ。

 気が付くと俺は、アパートの部屋の前のドアにもたれ掛かって寝ていた。
俺は立ち上がり、鍵を開けると部屋に入った。
そして、そのまま寝てしまった。
 翌日、俺はとんでもなく気分が良かった。
今日は休みなので、明日よ早く来いと言った気分だった。
悪を懲らしめたくて仕方がなかったのだ。

 それから俺は許可申請をして、ブローニングのサブマシンガンを携行している。
遠藤さんの援護には、これぐらいが丁度良い。
遠藤さんも、やっと分かってきたかと笑って言ってくれた。
 しかし、日本の警察が良く許したものだ。
部長も署長も、こっちの仲間なのかも知れない。あはは、そんな事どうでも良い。

 それ以来、俺達はクレージーな上司とイカレタ部下として、狂犬デカと呼ばれている。
街の悪党共が震え上がっている程だ。
 多分、俺達は選ばれたに違いない。
日本の平和を地球の平和を守る為に。

 さて一体、どんな強大な凶悪な敵が現れるのだろう。
遠藤さんと二人で、楽しみにしていた。

 あはは!

 終わり。


 平成28年9月28日初稿。
 令和5年7月25日加筆修正。
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