文字数 7,627文字

 何かを、嫌いだと思ったことがない。
 白亜の大聖堂に端座して、祈りの言葉を唱えながら、曾て言われたことを思い出す。
 彼女の周りにいたヒトビトは、誰一人として共に歩むことが出来なかった。いつの間にやら脱落し、新たに現れ、その繰り返し。けれど彼らは、代わる代わるにずっと同じ皮を被って、同じモノを装っている。
 そんなことをしても、共に歩めるはずがないのに。
 そうして、親切めかして哀れみをいっぱいに込め、さも己は全てを知っているという体で囁くのだ。
 もう辞めたいのだろう、こんな場所嫌わないはずがない。そんな感情の抜け落ちた言葉を叩き付けられながら、彼女にはその意味が良く解っていなかった。
 辞めたいだなんて思ったこともない。だって、他に何も知らないから。どうして嫌いだなんて思うんだろう。ただ、寒々しいとは思うけど。何より、嫌いということが解らない。心を動かすことが少ないのだ。
 そもそも興味がないのだね、と言ったのは誰だったか。
 何故、そう言われたのかも、よく解らなかった。興味を持たれていないのは彼女の方だ。世界の全てが、そよそよしかった。ただそこにあるだけのモノとして扱われていた。それを諾々と受け入れていただけで、どうしてそう言われるのだろう。
 反抗の仕方も解らなかったのだ。どうすれば、何をすればいいのか、何も。
 淡々と過ぎていく日々は、白々とした風景の中に溶け込んでいた。そんな毎日は曾ての施設を思い起こさせて、ほんのりと胸をざわつかせる。嫌だ、と漠然と思いはしても、嫌いだと思うことはなかった。
 そんな彼女の日々が少しだけ変わったのは、あの小さな女の子がやってきてから。
 平凡な濃い茶の髪は、つやつやと柔らかな光を跳ねさせていた。丸い茶色の目は好奇心に満ちて、他の子供たちとは違って見えたのだ。姉さまと呼ばれて、抱えて来た本を読めとせがみ、あれこれ質問を重ねていく子供。
 子供は、いつもこっそりとあの小さな家へやってきた。知られちゃいけないと母親に言われているのだと、悪戯っぽい笑みを浮かべて言う。
 後に、宮殿の側仕えの一人の娘なのだと知ったが、どうして子供が訪ねてくるのか、よく解らなかった。正直にそう言えば、子供は「そんなの考えなくてもいいんだよ」と笑う。会いたいから来てるだけだと言われて、そういうものかと飲み込んだ。
 子供は歳を数え、背丈はいつしか追い抜かれた。その頃には、彼女もいくらか笑うようになっていた。そんな時に聞いたのだ。国を出ることになったのだと。
 もっとたくさんのことを学ぶのだと目を輝かせる子供を、彼女は穏やかに見送った。ほんの少し胸の奥が寒々しかったけれど、その気持ちには蓋をした。子供は、彼女の役に立てる大人になるのだと、目の前で膝を折ってくれたから。
 彼女と共に歩んでくれたのは、子供が初めてだったのだ。
 子供の近況は、側仕えの女から、折に触れ聞くことがあった。本当は直接手紙を差し上げたいみたいだと笑う女は、彼女がその話を心待ちにしていると、気付いていたのだろうか。気分が沈みがちな時、さり気なく娘の話を聞かせてくれた。
 思えば、その側仕えの女も異端と言えた。彼女の周りには殊更恭しく傅く者と、異様に同情的で奇妙に愉悦に浸っている者ばかりだったから。そういう意味でも、女も寄り添ってくれる者だったのだろう。
 話しをするようになって、女がスクワイアから嫁に出た者だと知った。
 スクワイアの女たちは、宗主国建国当時からずっと彼女の身辺を守ってくれている、親衛隊のような一族である。末端も末端でお側に上がることも出来ませんでしたけどね、と明るく笑った女は、家を出てからこうして側仕え出来るだなんて、と愉快そうに言っていた。どうして女のような、気遣いのできる者が遠ざけられていたのかと、不思議だったけれど。
 思えば、誰もが病んでいるのだろう。
 あの親子のように接してくれる者は皆無で、その事自体が不健全だと切り捨てたのは、時折訪ねてくれる吸血鬼(ヴァンピーア)だった。吸血鬼は彼女を心配してくれていたけれど、やはり居心地はよくなかったらしい。
 長くいると洗脳されそうになる、と苦い顔で言ったのはいつだったか。
 精神汚染に強いはずの吸血鬼が忌避するのだから、相当なのだろう。しかし、それを知ったからといって、どうすればいいのか。彼女に魔術の知識はない。何がどう作用しているのかも解らない。
 何より、病んだ彼らは彼女の言葉に耳を傾けることはない。信徒たちも、日々幸せそうに暮らしているのだ。それを思えば、何が正しいのか彼女には判らない。
 彼女は、そこに在るだけのモノでしかなかった。それ以上の価値を、認められていなかった。現状でもそれは変わらないというのに、一体なにが出来るというのか。
 自惚れたり、開き直ることすらも思いつかないくらいに、彼女はそこに在るだけだ。
 足許まで覆う純白のローブを身につけ、頭からベールを被って極力姿を見せぬよう、礼拝堂の説教台へ立つ。その姿を有難がる信徒を無機質に見遣って、役目を遂行することだけに注力するのだ。
 それだけの存在に、個はいらないのだから。

  ◇◆◇

 中央聖堂での典礼を終え、控え室へ戻ったセレステはほっと吐息した。これで年内すべきことは全て終わり、心置きなく冬籠りに入れる。天来教が新年と定めている、春を迎える典礼まで、彼女は自由だ。
 お疲れ様です、と一礼して出迎えてくれたマルヴィナに頷いて、セレステはふと目を瞬かせる。
「どうしたの?」
 はい? と不思議そうに小首を傾げたマルヴィナを見上げて、セレステは首を傾げた。
「何か、あった?」
 なんだかそわそわしているように見えるのだと付け加えると、果たして彼女は少しだけ跋が悪そうな顔をする。
「申し訳ありません」
「責めてはいないわ。話したくないのならいいの」
「いえ……、聖堂に知人がいたような気がしただけです」
 こんな遠くまで来るはずないのに、と苦笑を浮かべるマルヴィナは、言葉足らずだと思ったのか、もう一つ付け加えた。
「師匠なんです。留学先で、わたしに仙術を教えてくださった」
「まぁ。確かめなくていいの? 久し振りにお会いできるかもしれないのに」
「えぇ。確かに、あちこち放浪している方でしたけど、まさか西方の果てまでは」
 あなたは東の果てまで留学したのに? と不思議そうに小首を傾げると、マルヴィナはふと破顔した。
「そうですね、確かに」
「後は戻るだけだから、行ってくるといいわ」
「有難うございます。ですが、今は職務中です。縁があるのなら引き合わせられるでしょうし、用があるのなら会いにいらっしゃるでしょう。わたしの素性はご存知ですので」
 マルヴィナの給仕で一休みして、賑わう聖堂前を横目に宮殿へ戻る。
 典礼が終われば、街全体がお祭り騒ぎになるのだ。収穫も終わり、これから冬へ向けての英気を養うという名目らしい。この祭は今や宗主国の観光資源と言っても過言ではなく、これを目当てに訪れる見物客も少なくないのだという。
 それに混じってみたいと思ったことはないけれど、ああして活気に満ちた空気が漂う街並を眺めるのは好きだ。
 宮殿で枢機卿たちに労われ、そそくさと与えられた部屋へ退散する。手早く着替え、そこから隠し通路を通って、森の一軒家へと辿り着いた。
 ほっと吐息するセレステに微笑んで、マルヴィナが昼食にしましょう、と促す。
 宗主国として形になる前、冬籠りの季節は、ずっとエルフたちと過ごしていた。その頃からの伝統と取られているのか、宮殿から姿を消しても、誰も不審に思わない。それこそ、お役目だと思っているのだと聞いたことがある。
 春が来るその日まで、祈りを捧げて慎ましく過ごしているのだと。
 宗教とはそんなものですよ、と冷めた意見を口にしたのはマルヴィナだった。それが安寧に繋がるのだから、そのまま否定せず好きに語らせておけばいいのだと付け加えられて、気にするのはやめてしまった。
 彼女は、いつでもセレステの疑問に答えてくれる。世界を垣間見せ、考える余地を与えてくれるのだ。その姿勢を見ていて気付くのは、彼女が現状を良しとしていないということ。
 維持を望むならきちんと全てを掌握すべきで、そうでなければ壊す決断をしなければならないと、態度で促されているのだ。その為に必要な知識を、思考を、育んでくれている。
 二人で簡単な昼食を済ませて、冬籠りのための最後の仕上げをしていた頃、これまで一度も叩かれたことのない玄関扉のノッカーが、屋内に音高く響いた。
 何事だろう、と視線を交わらせた二人は、そっと背筋を正す。この森に分け入れる者は数える程しかいない。しかし彼女らなら、ノッカーは使わないだろう。ここから動かないで、と留め置くマルヴィナに頷いたセレステは、そっと息を詰めて様子を伺った。
 間もなく、呆気に取られたマルヴィナの声が耳に届く。
「師兄! 一体、どうしてここへ」
「やぁ。ちょっと野暮用を言い付かってね。道中通りかかったから、久し振りに師妹の顔でも見ようと思って」
 耳に柔らかい声に被さって、ばさりと羽音が聞こえた。そうっと玄関が見える場所へ足を忍ばせていくと、気付いたマルヴィナが振り向いて、呆れを隠しもしないで嘆息した。
「あぁ、セレス。すみません、お騒がせして」
 そちらの方は、小首を傾げながら歩み寄ると、玄関先の客人は奇麗に微笑む。
 結われた髪は黒々として、高い位置で布に包まれていた。見慣れぬ衣服は、それでも背負い箱と相まって旅装なのだろうと予想がつく。その箱には、大きな黒い鳥が。
「初めまして、教主様。先程、聖堂で典礼を拝見させていただきました」
「あすこにいたのは、師兄だったんですか」
「マルヴィナもいたね。随分格好よかった」
 軽やかに笑う柔和な顔に、マルヴィナは小さくため息を落とす。そうして、改めてセレステを振り向いた。
「セレス、こちらはわたしの兄弟子の、烏兎(うと)真君(しんくん)です。師兄、教主と呼ぶのはやめてください。セレステ様です」
「これは失礼しました、セレステ様」
 いいえ、とかぶりを振って、セレステはマルヴィナを見上げる。
「どうぞ、上がってもらって? 積もる話しもあるのでしょう」
「有難うございます、セレス」
 マルヴィナに続いて会釈した烏兎真君は、背負い箱の鳥を振り仰ぎ、背後の森を示す。大人しく指示に従って飛び上がった鳥は、一際大きな木の梢へと留まった。それを眩しそうに見遣って、マルヴィナは嘆息する。
「師兄の護法は、相変わらず立派ですね」
「元が立派な武人だったからね」
 愉快そうに応じて、彼は僅かに目を細めた。
「……この森はいいね、とても」
 突破するのは少し大変だったけど、と向き直って、ちらりとマルヴィナの胸元へ視線を落とす。
「少し心配だったんだけど、無用だったかな。いい(まじな)いだ」
 思わずなのか、衣服の上から何かを掴んだ。そうして、困ったように笑みを浮かべる。
「お蔭様で。どうぞ、師兄。昼食は召し上がりました?」
「食べてきたよ、有難う。祭の屋台がたくさん出ていたからね」
 玄関扉を潜ったすぐは居間のような空間で、昔の炉のような暖炉が部屋の隅に鎮座している。寒い冬などは、ここで簡単に調理が出来るので便利だ。
 促されて荷物を下ろし、外套を脱いだ烏兎真君は、それをマルヴィナへ預けるとセレステの招いた卓へと着いた。
「師兄、ここまでは老師に送っていただいたんですか?」
「まさか。砂漠越えしてからは鉄道だよ。便利だね、あれ」
 炉の隅に置かれていたポットを取り上げ、温かい乳茶を振る舞ったセレステは、マルヴィナの分も用意して卓へ置く。そのまま立ち去ろうとしたところで、烏兎真君から同席を勧められた。ちらりと外套を壁へ掛けたマルヴィナを見遣ると、苦笑を浮かべて頷く。
 そっと卓へ着くと、烏兎真君はにこりと笑った。
「聖堂で拝見した時は神々しいばかりでしたが、こうして見ると普通の女の子にしか見えませんね」
「そうでしょうか。そうだといいのですけど」
「マルヴィナが仕えているのが、あなたのような人で良かった」
 そこも心配だったので、と軽く目を伏せて、席に着いたマルヴィナへ視線を向ける。
「本当に、様子を見に来ただけなんだけどね。どうやら野暮用も一緒に片付きそうだ。マルヴィナ、その呪いは誰から?」
「……知人です。師兄、何の目的でこちらへ?」
 訝しく尋ねるさまに軽く肩を竦めて、烏兎真君は窓の外へ視線を向ける。
「人を捜して。この国は歪だね。息苦しいまでに糸が張り巡らされているし、なんだか空気もおかしい」
「今は祭で外部から人も多く訪れますから、幾らかましですよ」
 彼女の応えに、セレステは意外そうに瞠目した。そうして、戸惑うように客人へと視線を向ける。
「あの、おかしいのですか?」
 そんなこと思いもしなかった、と正直に告げれば、果たして彼は小首を傾げた。
「古い術でしょうか。私には馴染みがないので、魔術なのでしょう。但し、この森だけは外よりも清浄です。目暗ましの術ともう一つ、結界のようなものがあるのでしょう」
「それを一目で見破って、難なく抜けてくるのは師兄くらいです」
 ため息混じりの一言に、烏兎真君は目許を緩める。
「その呪いを作った者も抜けられるだろう。それくらいの腕前のようだから」
「誰をお捜しなんです?」
天仙娘々(てんせんにゃんにゃん)の弟子だよ。どうやら、こちらで存命らしいと把握できたようでね。老師が賭に負けた代価を、私が負ったんだ」
 またですか、とうんざりと頭を抱えたマルヴィナに笑って、烏兎真君は当然といった風情で付け加えた。
「かの仙女の弟子なのだから、相当の腕利きだろう。その知人殿の可能性が高いな」
「捜して、どうされるんです?」
 胡乱に尋ねられて、果たして彼は苦笑する。
「知りたいとしか言われていない。何せその御仁、仙なんぞになるものかと下山されたらしいから。それなのに現在まで存命だというのだから、何があったのか気になるようだね」
 ふと、マルヴィナが肘を立てた手に額を預け、深々とため息をついた。
「……話していいものか、わたしには判断できません」
「素性を隠してる?」
「どうでしょう。ただ、それが本当なら改名されています。少なくとも、こちらで暮らしていくために、必要だったのでしょう」
「仙ではないんだね?」
 率直に尋ねられて、違います、ときっぱりと言い切る。
「そもそも、仙術を修めていたのだと、後に知って驚いたくらいです」
 そうしてマルヴィナは、ちらりとセレステを見遣って、少しの思案の末に兄弟子を真直ぐに見据えた。
「師兄、先方と連絡を取る手引きをする代わり、わたしに手を貸してもらえませんか」
「構わないよ」
 特に迷った様子も見せずに即答した彼に、彼女は戸惑いを見せる。
「いいんですか?」
「長く生きてるとね、多少のことには動じなくなるんだよ。こちらにも有益だし、おまえは現状打破に動くつもりなんだろう?」
 見透かしたような笑みを浮かべる烏兎真君を前に観念したような顔をして、マルヴィナは一つ頷いた。驚いたのはセレステで、言葉もないまま瞠目する。
 聞いてはいけない話しだ、とぽつりと染み付いた感情が、じわりと胸の奥に沈んだ。
「これは、セレスにも聞いていただきたいことなんです。そうして、けして他の誰にも話さないで」
 わたしは魔素消失の真実が知りたい、と真直ぐに告げる彼女を前に、烏兎真君は愉快そうに目許を緩める。
「いいね、それでこそ私の師妹だ」
「モノの考え方は、あなたから教わりましたからね、(チョウ)師兄」
 唇の端を引き上げて、マルヴィナは胸元へ手を触れた。その下に、奇麗なペンダントが下がっていることを、セレステは知っている。
「現在、わたしに協力してくれている方が一人います。その方が、わたしにこの呪いを下さいました。上手く誤魔化せ、と」
「なるほど。ここに張り巡らされたモノがどういう性質か、理解しているのか」
「お蔭様で、漸く頭が働きだした気がします。これまで頻繁に連絡を取っていて、先日、一つ問い合わせを受けました」
 セレス、と真剣な眼差しを向けられて、呆然と彼らの話しを聞いていたセレステは慌てて姿勢を正した。
古い血(ゲシュペンスト)について、詳細をお教えください。彼女がいつ頃、何故あなたと関わったのか。どうして、この地になるべく留まろうとしたのか。それから、先の襲撃について」
 あなたがエルネスタへ襲撃を命じたとは思えません、と生真面目に告げて、マルヴィナは眉根を寄せた。
「わたしは、セレスから見てこいと命じられました。あなたは一体、何をご存知だったんですか。本当に、魔術士殿を捜しておられたのですか」
「……それは、スクワイアの方が、良く知っているのではないかしら」
 ぽつりと呟いて、セレステは透明な目をマルヴィナへ向けた。
「エルネスタがウェルテへ向かったと教えてくれたのは、カーラだもの」
 母が、とマルヴィナが眉を開く。
 いつだって、宮殿内での動きを教えてくれるのはカーラだった。セレステが知らねばならないことを、過不足なく伝えてくれる。
 あの日も、スクワイアが妙な動きをしていると報せてくれたのだ。
「カーラは、自分がいたからこそ、スクワイアを信じていないのね。メルを遣わした方がいいと言うから、助言を受けたの」
 彼女は、セレステのため実家に取り上げられた娘を信じていた。きっと悪いようにはならないと真摯に告げられたのだと言えば、マルヴィナは軽く唇を噛む。
「あの人のことだって、あたしは捜したこともないの。だって、あたしは何かを望むということを知らなかった。必要なかったの」
 しなければいけないことをこなすのに精一杯で、心を揺らすことなんて一度もなかった。だからきっと、エルネスタは同情していたのだろう。けれど彼女は、共に歩いてくれる人ではなかった。それは、彼女がどんなに望んでも出来ないことだったから。
「あなたは知りたいと言うけれど、あの日のことは、本当に憶えていないの。お姉様がたに聞くしかないわ。メルは、居場所を知っているの?」
 こんなふうに言うのだから知らないのだろう。それを、どうやって探すのか。
 疑問を素直にぶつけるセレステに、マルヴィナは表情を曇らせた。そうして、言いにくそうに告げたのだ。ずっと、彼女に隠され続けていた全てを。
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