(三)
文字数 286文字
四人は十五番倉庫までやって来た。搬入用の大きな鉄の扉は閉じられたままであった。四人はその脇にある人用の出入り口から中に入った。
倉庫の中には、二段、三段に積まれた四〇フィートコンテナずらりと並んでいた。
四人は倉庫の一番奥に置かれた国鉄のマークが入った薄緑色の二〇フィートコンテナの前まで来た。
神はポケットから鍵を取り出し、二段あるうちの下段のコンテナの扉にかかっている南京錠を解除し、扉を開けた。
コンテナの中は暗くてよく見えなかった。神が懐中電灯を取り出して中を照らすと、中はほとんど物が置かれていなかったが、奥の方にいくつか段ボール箱などが置いてあった。
(続く)
倉庫の中には、二段、三段に積まれた四〇フィートコンテナずらりと並んでいた。
四人は倉庫の一番奥に置かれた国鉄のマークが入った薄緑色の二〇フィートコンテナの前まで来た。
神はポケットから鍵を取り出し、二段あるうちの下段のコンテナの扉にかかっている南京錠を解除し、扉を開けた。
コンテナの中は暗くてよく見えなかった。神が懐中電灯を取り出して中を照らすと、中はほとんど物が置かれていなかったが、奥の方にいくつか段ボール箱などが置いてあった。
(続く)