(三)
文字数 238文字
拓弥は、県道を途中で左折し、自宅マンションへ戻る道に入って行った。
その途中の、自宅の近所にあるJR線の踏切の手前には、小高い丘があった。周辺はほとんど平らなところだが、ここだけ急峻な丘になっていた。そしてこの丘の上には、古来から伝わっている神社があった。拓弥は、この丘の上の神社に向かうための坂道の参道に入っていった。
ランニングをすることがあった拓弥は、ランニングから自宅に戻る前に、この神社に寄ってストレッチをすることにしていた。それなので、今回も同様にした。
(続く)
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)