第7話

文字数 5,237文字

 10月1日金曜日
~札幌ドーム~18回戦 埼玉西武7勝8敗3分
埼玉西武  0 0 0 0 0 0 1 3 0 4
日本ハム  0 0 0 0 0 1 0 0 1 2
勝 ギャレット3勝3敗2セーブ  セーブ 平良2勝2敗19セーブ  敗 堀2勝2敗
本 山川19号(井口) 20号3ラン(堀)

〇先発した與座投手は、4回裏の元チームメイト佐藤選手の場面で、無走者でもクイックを織り交ぜて投球するなど、投球フォームでも緩急をつけたピッチングで、5回無失点の好投。
〇7回表に第19号ホームランを放つと、8回表にも2打席連続となる第20号3ランホームランを放った山川選手は、5年連続で20号ホームランに到達。
〇9回裏平良投手が連続四球を与えた無死一・二塁のピンチで、代打王柏融選手が放った右中間への大飛球を、センター金子侑選手が追い付き地面スレスレで打球をキャッチする、超ファインプレーでチームを救った。

 10月2日土曜日
~札幌ドーム~19回戦 埼玉西武7勝9敗3分
埼玉西武  0 0 0 0 0 1 0 0 0 1
日本ハム  0 0 0 0 1 0 1 0 × 2
勝 堀3勝2敗  セーブ 杉浦1勝2敗24セーブ  敗 今井7勝7敗

〇今井投手は7回2失点も黒星、辻監督からは「もうワンランク上を」という趣旨のコメントが。

 10月3日日曜日
~札幌ドーム~20回戦 埼玉西武7勝10敗3分
埼玉西武  0 2 0 0 0 0 0 0 0 2
日本ハム  0 0 0 0 0 0 1 1 1× 3
勝 杉浦2勝2敗24セーブ  敗 平良2勝3敗19セーブ
本 R・ロドリゲス5号(増田)

〇渡邉投手は自己最長の6回2/3イニングを投げ、3安打1失点に抑えた。
〇9回裏、連続四球から招いた二死満塁のピンチで、西川選手にセンターへのタイムリーを打たれ、平良投手が抑え切れずにサヨナラ負け。

 10月5日火曜日
~ZOZOマリンスタジアム~23回戦 埼玉西武10勝9敗4分
埼玉西武  0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
ロッテ   1 1 0 0 0 0 0 0 × 2
勝 石川4勝3敗  セーブ 益田1勝5敗35セーブ  敗 髙橋光成11勝7敗

〇髙橋光成投手は7回2失点と粘りのピッチングを見せたが、1回裏にマーティン選手、2回裏に田村選手に打たれたタイムリーによる、立ち上がりの失点が響いた。

 10月6日水曜日
~ZOZOマリンスタジアム~24回戦 埼玉西武10勝10敗4分
埼玉西武  0 1 0 0 0 1 0 0 0 2
ロッテ   2 0 0 0 2 0 0 0 × 4
勝 河村4勝  セーブ 益田1勝5敗36セーブ  敗 本田3敗
本 荻野9号(本田) マーティン26号(本田) 中村15号(河村)

〇先発した本田投手は1回裏に2本のホームランを打たれるなど、5回を投げて4失点。
〇打線は6回表に中村選手が第15号ホームランを放ち2点差に詰め寄ると、9回表には中村選手と外崎選手の連打で無死一・二塁のチャンスを作ったが、益田投手の前に得点を奪えず4連敗。

 10月7日木曜日
~メットライフドーム~24回戦 埼玉西武12勝9敗3分
ソフトバンク  0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
埼玉西武    0 1 1 2 0 0 3 0 × 7
勝 松本8勝8敗  敗 杉山1勝2敗
本 呉念庭10号(田中)

〇松本投手がホークス打線を2ケタ10個の三振を奪い2安打に抑え、自身後半戦初勝利とキャリアハイとなる今シーズン8勝目を、プロ初完投・初完封勝利で飾った。
〇7回裏田中正義投手から、呉念庭選手が初の2ケタ本塁打となる第10号ホームランを放つなど、投打が噛み合い7-0の快勝。

 10月8日金曜日
~メットライフドーム~25回戦 埼玉西武13勝9敗3分
ソフトバンク  0 0 0 0 0 0 1 1 0 2
埼玉西武    0 0 1 0 1 0 0 4 × 6
勝 ギャレット4勝3敗2セーブ  敗 古谷1敗
本 牧原大4号(今井) 中村晃6号(増田)

〇同点に追い付かれた直後の8回裏、無死一・二塁のチャンスで打席に立った山田選手が、1球バントを失敗した後、バスターに切り替えた打球が三遊間を突破し、左中間へのタイムリー二塁打となり決勝打に。

 10月9日土曜日
~メットライフドーム~21回戦 埼玉西武5勝14敗2分
楽天    0 0 0 0 1 0 0 0 1 2
埼玉西武  0 0 0 0 0 0 1 0 0 1
勝 西口5勝1敗  セーブ 安樂3勝2敗2セーブ  敗 平良2勝4敗19セーブ

〇1点ビハインドの6回表、先発浜屋投手がヒットと連続四球で招いた無死満塁のピンチで登板した武隈投手が、鈴木大選手をセンターフライ、茂木選手を空振り三振、渡邊佳選手を見逃し三振に抑え、追加点を与えない完璧なリリーフを見せた。
〇7回裏一死一塁で、代打森選手がレフトへヒットを放ち広げたチャンスに、代打栗山選手もレフトへタイムリーを放ち、執念の代打攻勢で同点に追い付いた。

 10月10日日曜日
~メットライフドーム~22回戦 埼玉西武6勝14敗2分
楽天    0 2 0 0 0 0 0 0 0 2
埼玉西武  0 0 0 1 0 0 1 0 1× 3
勝 平良3勝4敗19セーブ  敗 西口5勝2敗

〇2-2の9回裏二死二・三塁で、岸選手がセカンドの横を抜けていく鮮やかなプロ初のサヨナラタイムリーヒットを放ち、無死一塁の場面で送りバントを失敗した岡田選手も助けてのサヨナラ勝利。

 10月13日水曜日
~札幌ドーム~21回戦 埼玉西武7勝11敗3分
埼玉西武  0 1 0 0 0 0 0 0 1 2
日本ハム  0 2 1 0 0 0 7 0 × 10
勝 アーリン2勝2敗  敗 髙橋光成11勝8敗
本 清水4号満塁(十亀)

〇序盤に3点を失った髙橋光成投手は、中盤以降はピンチを迎えながらも踏ん張りファイターズ打線に追加点を与えなかったが、7回裏に野村選手、高濱選手にタイムリーを打たれたところで無念の降板、7回途中7失点で12勝目ならず。
〇CS進出の可能性が完全消滅、4位以下が確定した。

 10月14日木曜日
~札幌ドーム~22回戦 埼玉西武8勝11敗3分
埼玉西武  0 0 0 0 0 2 0 1 0 3
日本ハム  0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
勝 松本9勝8敗  セーブ 平良3勝4敗20セーブ  敗 伊藤9勝9敗
本 中村16号2ラン(伊藤) 17号(玉井)

〇6回表に伊藤投手から先制の第16号2ランホームランを放つと、8回表にも玉井投手から2打席連続となる第17号ホームラン、中村選手がおかわりホームランを放ち、チームの全得点を叩き出す大活躍。
〇前回登板でプロ初完封を達成した松本投手は、この試合でも7回無失点に抑えて試合を作り9勝目、2ケタ勝利に王手をかけた。
〇平良投手のセーブ数が20となり、シーズン20ホールド&20セーブを達成。
久保裕也さんに続いての、史上2人目の記録となった。

 10月15日金曜日
~楽天生命パーク宮城~23回戦 埼玉西武7勝14敗2分
埼玉西武  0 1 1 0 0 0 0 3 0 5
楽天    0 0 0 1 0 0 0 0 0 1
勝 今井8勝7敗  敗 瀧中9勝5敗
本 島内20号(今井) 山川21号3ラン(森原)

〇2-1で迎えた8回表、山川選手が第21号3ランホームランを放ってイーグルスを突き放し、投げては今井投手が島内選手にホームランこそ打たれたものの、9回を投げ切り今シーズン3度目の完投、並びにキャリアハイとなる8勝目をあげた。

 10月16日土曜日
~楽天生命パーク宮城~24回戦 埼玉西武7勝15敗2分
埼玉西武  0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
楽天    2 0 0 0 1 0 0 0 × 3
勝 岸9勝9敗  セーブ 宋家豪3勝3敗5セーブ  敗 浜屋1勝6敗
本 島内21号2ラン(浜屋)

〇6回裏ルーキーの大曲投手がプロ初登板し、1回を無失点に抑えるデビューを飾った。

 10月17日日曜日
~楽天生命パーク宮城~25回戦 埼玉西武8勝15敗2分
埼玉西武  0 0 0 1 4 1 0 0 0 6
楽天    0 0 0 0 0 0 3 0 2 5
勝 渡邉4勝4敗  セーブ 森脇3勝1セーブ  敗 田中将4勝8敗
本 中村18号2ラン(田中将) 山﨑剛4号3ラン(水上)

〇渡邉投手が走者を背負いながらも、6回を投げ切り無失点に抑え4勝目。
〇打線は4回表に川越選手が先制タイムリーを放ち、5回表には源田選手のタイムリー二塁打、栗山選手の犠牲フライ、中村選手の第18号2ランホームランで追加点を奪うなど、田中将投手を攻略した。

 10月18日月曜日
~メットライフドーム~25回戦 埼玉西武10勝11敗4分
ロッテ   1 0 0 0 0 0 1 0 0 2
埼玉西武  1 0 0 0 0 0 0 0 0 1
勝 美馬6勝6敗  セーブ 益田2勝6敗37セーブ  敗 森脇3勝1敗1セーブ

〇プロ初の2番サードでスタメン出場したブランドン選手は、1回裏の打席で三塁打を放ちチャンスを作り、中村選手の同点タイムリーを呼び込む。
守備でも7回表一死から、荻野選手の痛烈な打球を飛び込んで好捕し、サードゴロに打ち取るファインプレーを見せた。

 10月19日火曜日
~メットライフドーム~23回戦 埼玉西武8勝12敗3分
日本ハム  0 0 1 0 3 0 0 0 2 6
埼玉西武  0 0 0 1 0 0 0 1 0 2
勝 生田目1勝  敗 髙橋光成11勝9敗
本 野村6号3ラン(髙橋光成) 山川22号(B・ロドリゲス) 万波5号2ラン(ギャレット)

〇背番号18を背負った松坂大輔投手の引退試合。
先発登板して横浜高の後輩近藤選手に対して5球を投じ四球を与えたが、現役生活最後のマウンドに華を咲かせた。
〇松坂投手は試合後、場内を1周しながら詰めかけたファンの拍手に応え、一塁側ベンチ前ではファイターズの栗山監督、近藤選手、浅間選手、万波選手らと握手。
マウンドに別れを告げマウンドから自軍ベンチ前に戻ると、何故かファイターズに移籍した木村選手を先頭に加えた、辻監督以下整列したライオンズのコーチ、選手たちと1人ずつ握手をして、最後はマウンド上で胴上げされた。

 10月20日水曜日
~メットライフドーム~24回戦 埼玉西武9勝12敗3分
日本ハム  0 1 0 1 3 0 0 0 0 5
埼玉西武  0 5 1 0 1 0 0 0 × 7
勝 松本10勝8敗  セーブ 田村1勝1セーブ  敗 アーリン2勝3敗
本 近藤10号(松本) 山川23号(アーリン) 野村7号3ラン(松本)

〇松本投手が5回5失点ながら、3年目で自身初の2ケタ勝利となる10勝目。
〇6回表から大曲投手、公文投手、森脇投手が無失点リレー。
9回表は田村投手が三者凡退に抑え、プロ初セーブを記録し、本拠地最終戦を白星で飾った。

 10月21日木曜日
~京セラドーム大阪~25回戦 埼玉西武8勝15敗2分
埼玉西武   0 0 0 0 0 1 0 0 1 2
オリックス  0 0 0 2 1 0 0 0 × 3
勝 宮城13勝4敗  セーブ 平野佳1勝3敗29セーブ  敗 今井8勝8敗
本 宗9号(今井) ブランドン3号(宮城) 山川24号(平野佳)

〇先発した今井投手は、4回裏に紅林選手のレフトフライを山野辺選手が落球する2点タイムリーエラーの不運もあり、6回3失点で降板。
〇6回表にブランドン選手の第3号ホームラン、9回表には山川選手の第24号ホームランで追い上げるも、1点届かず惜敗。

 10月26日火曜日
~札幌ドーム~25回戦 埼玉西武9勝13敗3分
埼玉西武  0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
日本ハム  0 0 0 0 0 0 0 0 1× 1
勝 杉浦3勝3敗27セーブ  敗 武隈2敗

〇與座投手は5安打を打たれながら6回を無失点に抑え、2試合連続の好投。
〇9回裏一死満塁から、田村投手が代打松本剛選手に押し出し四球を与えサヨナラ負け。
〇ライオンズは55勝70敗18分でシーズンを終え、所沢移転初年度の1979年以来、42年ぶりの最下位で苦しかった戦いを終えた。

 埼玉西武ライオンズファンクラブに入会して、2022年シーズンの戦いに共に熱い青炎を送りましょう。
詳しくは埼玉西武ライオンズオフィシャルサイトまで。
https://www.seibulions.jp/fanclub

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