イー・ウィーダイ・ヒスェジベヌンスラ(クリスマス、よろこばしいよね)
文字数 5,928文字
え?あー、ん〜まあ色んな人がそれぞれ色んな仕方であいさつすると思ふから、何とも言ひがたいところだね。実際誰かに会うて聞いてみたらそれが一番ええんやないですかね。でもそれだと君は満足せんよな。おれが今すぐに思ひ出せるやつだと、う〜ん、さうだな〜…
厚着で来てみたら部屋の中がやたら暑いみたいなこと、よくありません?前回来たとき何かそんな感じがしましたので、今回はこんな感じで来ましたけど…まあでも言はれてみれば少し肌寒さがありますねやや冒険してしまつたかもしれません
ええやん?柄を選んでオーダーできたから何がええかな〜思て眺めてたら最後の方にそのおくすりさんを見つけて「ムッチェかはええやんけ!」て感動したんよ。いつでもおくすりがそばに居てくれる、とても安らぎますよね。
うーん、仮想国家《ジボグヘ》(ジボ国)から取り寄せた仮想チキンとか仮想ターキーとか色々用意してたけど、こんな夜更けだと食べる時間無いね。といふかその前に色々バタバタしてたからもうそれでお腹一杯かな。ゾホ(冗談のきもち)。
でもそれつてただ単に「《クリスマス》て名前の何か」て感じの意味にしかならないから、「クリスマスさん」とか「クリスマス島」とか「クリスマス町」になるかもしれないんですよね。まあほぼほぼキリスト生誕祭的な意味での「クリスマス」で解釈してくれるとは思ふけど、あんまり理想的ではないです。
まあどうでもいいけど、おれはとある理由で嫌と言ふほどこの単語を繰り返し発しましたので、寧ろ愛着すら湧いてきますね。といふか、ジボ語のかういふ熟語は若干気色悪いくらゐが可愛いもんですよパヘナイ(偏見のきもち)。
え?ああ〜、だいたいは同じだね、手元の辞書だと。まあ一つ決定的な違ひはありまして、ああでも今の君に話すとなるとすぐに朝になるから、またの機会にね。(基本的な知識があれば辞書を見ればすぐに判る程度の、些細ながら大きな違ひです。)
.i ko mi bevri be su'o figre nanba
.i ko mi bevri be su'o figre nanba
.i ko mi bevri be su'o figre nanba
.i je ko bevri ri ba'e ti
.i mi denpa lo nu mi da cpacu
.i mi denpa lo nu mi da cpacu
.i mi denpa lo nu mi da cpacu
.i ku'inai bevri .e'o mo'i vi
(しかしこのひとの抑揚に欠ける歌声は幼げながら子守唄みたいにぼくの頭の中まで撫で回して逃れやうのない眠気を誘ひ寄せてくる…。まるで産まれる前の記憶を呼び覚まされるみたいな…まあある意味では産みの親みたいなものだけども。)
.i nau citsi tu'a lo zgike
.i nau citsi tu'a lo zgike
.i nau citsi tu'a lo zgike
.i ji'a tcika lo nu zansai
ザハゴヒ(「みたところ、せやな」)ショイショイ(万能のあいさつことば×2)
おはやうございます。
まあ文法解説めいたことは今日はやめておきませうね。今年のうちに去年分の歌詞だけでも公開できたらおれはもうええは。
色々な派生版のある歌詞だから、ジボ訳する際には各版から適宜取捨選択して一つにまとめてやる必要がある曲だつたなあ、といふのは憶えてゐます。lanzu(家族親戚)だと何か面倒だつたのでpendo(友達)の方を採用してみたりね。
ロジバン訳の反省点としては、当時は元の英文になるべく忠実に訳さうと思つてたから、今見てみると不必要に直訳調で、ジボ人的観点では不恰好な部分もあるんだよなあ、てことですね。今ならそこを改善してスッキリさせられるかも。
ほんと、さすがに三年同じ曲に付き合ふことになるとは思はなかつたですよ、誰に頼まれたわけでもないのに。まあ一年に一曲分のペースで訳せれば何も問題は無かつたんですけどね。ジングルベルとかもろびとこぞりてとかきよしこのよるとか他にも色々やりたかつたな。
そもそもは、アドベントカレンダーにどうせ登録するならクリスマスネタを一つは仕込みたいなあ、といふ妙な拘りがあつたね。といふか「どうせなら参加するか」で二コマも三コマも一度に予約するのが良くないんだよな多分。そして自分の師走の大半の時間が割と持つてかれる。