永井
文字数 1,085文字
永井は地方の公立中学の2年生のクラスを受け持っている。専門は理科。インテリだがだいぶハゲている。身長は平均で体重は痩せ型で視力は悪いのでメガネをかけていた。大学は都会の理数系を出ていたから頭はよかった。数学の担当教諭が病欠だった日は数学も授業した。
部活はバトミントンの顧問をしており部員との仲はよかった。永井は見た目はすっかりハゲた疲れたオヤジだったが歳はまだ若く29歳だった。歳は離れているが生徒とよく冗談を話し一部の生徒にはとても信頼されていた。
そんなある日の夕方だった。
永井にクラスの女子二人から 先生相談にのってください。と言われた。
二人はクラスでも目立たない生徒だったが勉強も文系の部活も真面目に取り組むよくいるふつうの生徒だった。来年の受験の相談あたりか?と目論んでいたがまったく違った内容だった。
私たちいじめられてるんです。
先生からやめるように言ってもらえませんか?
急にいじめカウンセラーがはじまった。
だれに?いつから?理由は?
聞きながらも永井はこういうリアルな悩み相談は苦手だった。できればいますぐ逃げたい
誰か他の先生に言ってくれよ…
2週間くらい前から〇〇さんと〇〇くんカップルを中心にしたグループが毎日私たちふたりの変な噂や悪口をながされているんです。たまに突き飛ばされたり。やめさせてください。
さっきだってあのグループの人から階段で思い切り肩にぶつかられて転げました。
たまたまあたったんだろ?〇〇たちはヤンチャに見えるけどいいやつらだよ。いつも話しかけてくるしあいゆうヤンキーみたいなやつらって話したら素直なんだよな。知らないだけだよ。君達の勘違いだよ絶対。
え?先生…信じてくれないんですか?
私達勇気を出して話したんです。それを勘違いだってはねのけるんですか?
君たちは証拠もないのに被害者ぶっている。濡れ衣着せられた相手の身にもなってやれ。
とにかくあいつらはいい奴だからいじめなんかしない。君たちの完全な勘違いだ。わかったか?
そのグループには顧問をしてるバトミントン部に数名いたしやつらの頭の中は童貞捨てたいくらいしか考えてないのだからいじめなんてするわけない。いつもながいせーんせっ!て話しかけてくるかわいいあいつら。俺を一目置いてくれてるやつら。あいつらに変な疑いをかけてうまくいっている関係に亀裂が走るのは嫌だ。おれは頼れる顧問で数学も理科も教えれるイケてる教師なんだ。なんびとたりとも壊させるものか。
とりあえず今日は帰ってよく反省して考えなさい。またなにかあれば頼ってくれていいから。
そうですか
わかりました
と言って生徒二人は進路指導室をでた。
部活はバトミントンの顧問をしており部員との仲はよかった。永井は見た目はすっかりハゲた疲れたオヤジだったが歳はまだ若く29歳だった。歳は離れているが生徒とよく冗談を話し一部の生徒にはとても信頼されていた。
そんなある日の夕方だった。
永井にクラスの女子二人から 先生相談にのってください。と言われた。
二人はクラスでも目立たない生徒だったが勉強も文系の部活も真面目に取り組むよくいるふつうの生徒だった。来年の受験の相談あたりか?と目論んでいたがまったく違った内容だった。
私たちいじめられてるんです。
先生からやめるように言ってもらえませんか?
急にいじめカウンセラーがはじまった。
だれに?いつから?理由は?
聞きながらも永井はこういうリアルな悩み相談は苦手だった。できればいますぐ逃げたい
誰か他の先生に言ってくれよ…
2週間くらい前から〇〇さんと〇〇くんカップルを中心にしたグループが毎日私たちふたりの変な噂や悪口をながされているんです。たまに突き飛ばされたり。やめさせてください。
さっきだってあのグループの人から階段で思い切り肩にぶつかられて転げました。
たまたまあたったんだろ?〇〇たちはヤンチャに見えるけどいいやつらだよ。いつも話しかけてくるしあいゆうヤンキーみたいなやつらって話したら素直なんだよな。知らないだけだよ。君達の勘違いだよ絶対。
え?先生…信じてくれないんですか?
私達勇気を出して話したんです。それを勘違いだってはねのけるんですか?
君たちは証拠もないのに被害者ぶっている。濡れ衣着せられた相手の身にもなってやれ。
とにかくあいつらはいい奴だからいじめなんかしない。君たちの完全な勘違いだ。わかったか?
そのグループには顧問をしてるバトミントン部に数名いたしやつらの頭の中は童貞捨てたいくらいしか考えてないのだからいじめなんてするわけない。いつもながいせーんせっ!て話しかけてくるかわいいあいつら。俺を一目置いてくれてるやつら。あいつらに変な疑いをかけてうまくいっている関係に亀裂が走るのは嫌だ。おれは頼れる顧問で数学も理科も教えれるイケてる教師なんだ。なんびとたりとも壊させるものか。
とりあえず今日は帰ってよく反省して考えなさい。またなにかあれば頼ってくれていいから。
そうですか
わかりました
と言って生徒二人は進路指導室をでた。