第8話 告白
文字数 2,124文字
──2月初旬某日、かつてユキが働いていたカフェにて
例えば同性の子と仲良くしたところで、表面上の付き合いに過ぎませんよね? 話す内容もくだらない事や男関係の話とかばかりですし。私の時間は有限ですので、そんな話に付き合うのは時間の無駄以外ナニモノでもありません
……ロマンティックな事、言えなくてごめんって最初に言っておくよ。まずそのキレイな外見、非常に武器になるよね。次、頭の良さ、というかキレ? まだ全貌を見ていないけど、垣間見れる所だけでも相当だな、と。後、行動力。これもまだ垣間見た程度だけど、目的の為に本気で躊躇なく動けそうだなって。後、裏の顔のドス黒さ。ここまでギャップがある人、レアだから、興味あってね
──これが中年ビジネスマンと才色兼備な女子大生の異色のコンビが誕生した瞬間であった。