第13話 異端児同士
文字数 1,408文字
いや~、悪徳サイトとかでやり取りするだけでアホみたいにポイント消費する所とかってあるじゃん? こういう所って実際に会うまでには至らず、みんなサクラでしょ? 実は儲かるんじゃないかな~って思ってやった事ある訳
そう! その通りです! 真剣に本気で取り組むからこそ、面白いんですよね! スポーツや勉強だけが評価されて、こういう事は評価されないで批判されるのはおかしいと思いません? 私にとってはどちらも同じに思うのですけどね
ま、それが世の中だからね。例えば悪徳商法というだけで悪と決めつけて何から何まで否定するのは俺はおかしいと思う訳。中には凄い斬新なアイデアや手法だってある訳で、良いものは良いと認めて学んで取り組む姿勢って必要だと思うんだよね
私の場合、あるアプリに募集かけてやってるのですが、実際に来てくれるのはやり取りした人の10%くらいですので、見えない労力も大きいんです。どうやったら効率よくアポ取れると思います? こないだなんて250人にアプローチかけて来たのはたったの8人だったんですよ
これは実際やってみないと何とも言えないけど、最初からネカフェに来てくれ! ではなく、駅前とかコンビニ前とか普通の待ち合わせ場所を設定して、当日何か理由付けて結果的にネカフェに来てもらう様にとかすればある程度改善するかな?
とあるちょっと洒落たカフェの一席で何時間も熱心に語り合う2人、傍から見れば「やる気の新人に対し真摯に応える上司」という感じで微笑ましく見えた事であろう。が、内容はこれである。
──決して人から褒められる事はない、むしろ批判される事でもやるからにはとことん全力でやるという姿勢の異端の2人は、さらに計画を加速させていく。